エンペラーテトラの特徴と飼い方

エンペラーテトラは、南米のコロンビアに生息しているカラシン目カラシン科ネマトブリコン属の熱帯魚で、淡いパープルの体色に黒色の太い縦縞があり、黄緑に近い色のヒレを持っています。今回は、そんなエンペラーテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

エンペラーテトラとは

palmeri_2

エンペラーテトラは、南米のコロンビアに生息しているカラシン目カラシン科ネマトブリコン属の熱帯魚になります。ネマトブリコン属には、エンペラーテトラとレインボー・テトラの2種類しかいません。エンペラーテトラは、カラシン科の中でも体色がキレイな品種になります。淡いパープルの体色に黒色の太い縦縞があり、黄緑に近い色のヒレを持っています。また、個体によってはその体色に紫が入っている場合もあります。また、エンペラーテトラは他のカラシン科にはない特徴を持っています。その特徴が、尾びれの真ん中が伸長してフォーク状の形(フォークテール)になることです。この独特の尾びれが好きで、エンペラーテトラを飼育している人も少なくありません。このような、体色や尾びれの特徴を持っていることなどから、エンペラー(皇帝)の名に恥じない美しいテトラであることが分かります。

関連記事

レインボーテトラは、南米のコロンビアに生息しているカラシン目カラシン科ネマトブリコン属の熱帯魚で、腹びれと尾びれの外側の縁が薄い青色になっており、体の黒いラインの上に青い光沢を持っています。今回は、そんなレインボーテトラの特徴と飼い[…]


関連記事

ネオンテトラは、カラシン目カラシン科の熱帯魚で、頭から尾びれにかけて青い光を放つ美しい魚になります。今回は、そんなネオンテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。ネオンテトラとはネオンテトラは、カラ[…]


関連記事

カージナルテトラは、南米のネグロ川やアマゾン川に生息しているカラシン目カラシン科の熱帯魚で、頭から尾びれにかけて青い光を放つ美しい魚になります。今回は、そんなカージナルテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。[…]


関連記事

ブラックテトラは、南米のアルゼンチンやパラグアイにあるグァポレ川に生息しているカラシン目カラシン科の熱帯魚で、体の形がひし形のようになっています。今回は、そんなブラックテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。[…]

エンペラーテトラの飼い方

エンペラーテトラは、比較的飼育するのが簡単な品種になります。エンペラーテトラの寿命は、約2〜3年になります。また、体の大きさは約5cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。また、夏場などに水温が高い期間が長いと、体が膨らんでくる場合があるので注意が必要です。

関連記事

ヒーターとは水温を一定に保つ器具になります。専門店などでヒーターを置いているコーナーに行くとさまざまな種類があります。どれを選べばいいのかわからなくなる方もいると思います。今回は、そんなヒーターについての説明をしていきたいと思います[…]

混泳させる際のポイント

palmeri_3

混泳について、まずエンペラーテトラの性格は、通常時はあまり気にならないのですが、発情したオスは縄張り意識が強くなり、攻撃になる個体も出てきます。しかし、あくまでも自分の縄張りを守るためなので危害を加えるほどの被害は少ないです。また、複数の種類が混泳している場合には、発情時の攻撃性も減少する傾向にあるのでもし混泳させるのであれば、複数の種類を入れることをオススメします。ただエンペラーテトラは、混泳させる上では扱いやすい品種になるのであまり深く考えることはないです。

産卵についてのポイント

エンペラーテトラを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。エンペラーテトラは、飼育するのは簡単な方ですが繁殖となると少し難易度が上がります。ただし、しっかりと手順を知っておくことで安定して増やしていく可能になります。
1つ目に、繁殖に向いた個体を飼育することです。エンペラーテトラは、寿命が2年ほどなので繁殖ができる状態になるまでの期間が短く、おおよそ生まれてから4〜6ヶ月ほどで成長します。つまり、繁殖させたい場合には、専門店などで購入する際に比較的若い個体を選ぶのが重要になってきます。また、エンペラーテトラは、オス・メスをしっかり見分けておく必要があります。それは、オスが発情時に攻撃性が増す場合があるからです。もし、オスが多い場合には、メスが弱ってしまう場合がありますし、オスが多すぎても産卵数が増えるわけでないので、オスとメスの割合を、「5:5」か「4:6」にして置くのがベストです。ここで、重要になってくるのがオスとメスの見分け方になります。エンペラーテトラのオスとメスの見分け方としては、体色と尾びれの形が分かりやすいです。まず体色は、パープルの部分が濃いのがオスになります。これは、経験値が少し必要になる場合があります。次に尾びれについては、尾びれの真ん中が伸長している(フォークテール)なっているのがオスになります。メスは、他のテトラ系と同じような尾びれをしています。専門店などで、オス・メスが欲しい方は、体色よりも尾びれで確認することをオススメします。体色に関しては、照明の当たり具合や個体差などによってバラツキがあるので、尾びれのほうが短時間で分かるのでオススメします。もし確実に、オスやメスが欲しい方は専門店の店員に尋ねることをオススメします。
2つ目に、繁殖用の水槽を用意してすることです。メダカなどを繁殖させたことがある方は、当然かも知れませんが、もし産卵に成功してその後孵化した後に、親(大人)と稚魚(子供)を一緒の水槽で飼育していると、餌などの奪い合いや大人が稚魚を食べてしまうことが起こり稚魚の数が減少してしまう場合があります。そのようなことを、未然に防ぎ人間側が管理しやすいように、親と子を別々の水槽で飼育することをオススメします。ただし、メダカなどと違うのがエンペラーテトラは熱帯魚なので、夏以外の時期にはヒーターが必要になります。それは、稚魚にも言えることなので、もし稚魚を飼育する水槽のヒーターを購入するかどうかで迷っているは、親を飼育している水槽の一部を借りて稚魚用のスペースをつくる器具が専門店などで売っている場合があるので、もしそのような方は、早めに準備しておくようにしてください。

関連記事

メダカを飼育していると産卵をしてほしいという方も少なくはないです。しかし、産卵のことについて知っている方や何を準備しなければいけないのかなを知っている方は多くはないです。今回は産卵のやり方とそれの注意点を説明していきたいと思います[…]


関連記事

金魚をずっと飼っていると殖やしてみたくなります。ですが、金魚の産卵は注意して行わければ金魚が弱ってしまう可能性が高いです。今回は、そんな産卵のやり方と注意点を詳しく説明していきたいと思います。産卵の時期金魚の産卵の時期は[…]

エンペラーテトラを飼う際の注意点

palmeri_4

エンペラーテトラは、比較的飼育しやすい点やカラシン科の中でも体色や尾びれの形などから他の種類とは違った特徴を持っている事などから人気がある品種になります。初心者の方などにも、オススメの品種になります。メダカや金魚などにはない色味などを持っているので、水槽の中でも主役になることができる品種なので迷っている方にもオススメです。中級者の方は、エンペラーテトラのオスが発情時に見せるヒレを広げて縄張りやメスを守る行為(フィンスプレッディング)を見て欲しいです。フィンスプレッディングをする熱帯魚は、あまり多くないのでエンペラーテトラを飼育する醍醐味の一つとしてオススメです。エンペラーテトラは、体色などが他の品種にないのでもし専門店などで目にする機会があったら、一度見てみることをオススメします。

最新情報をチェックしよう!
jaJapanese