レインボーテトラは、南米のコロンビアに生息しているカラシン目カラシン科ネマトブリコン属の熱帯魚で、腹びれと尾びれの外側の縁が薄い青色になっており、体の黒いラインの上に青い光沢を持っています。今回は、そんなレインボーテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
レインボーテトラとは
レインボーテトラは、南米のコロンビアに生息しているカラシン目カラシン科ネマトブリコン属の熱帯魚になります。ネマトブリコン属には、エンペラーテトラとレインボー・テトラの2種類しかいません。レインボーテトラは、エンペラーテトラと体の形などは似ている部分が多いです。しかし、体色などには違う部分があります。腹びれと尾びれの外側の縁が薄い青色になっており、体の黒いラインの上に青い光沢を持つのが特徴になります。また、エンペラーテトラとの大きな違いとしては、レインボーテトラの目の色は赤いですが、エンペラーテトラの目の色は青いです。また、レインボーテトラの尾びれは、中央の部分のみが伸長していくのに対して、エンペラーテトラの尾びれは三又のフォーク状になっている点も違う部分になります。
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レインボーテトラの飼い方
レインボーテトラは、比較的飼育するのが簡単な品種になります。レインボーテトラの寿命は、約2〜3年になります。また、体の大きさは約4cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性を好み、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。また、夏場などに水温が高い期間が長いと、体が膨らんでくる場合があるので注意が必要です。
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混泳させる際のポイント
混泳について、まずレインボーテトラの性格は、比較的大人しいです。そのため、他の品種との混泳をさせることができます。その際に、気をつけるべき点としてレインボーテトラと一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはレインボーテトラがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあるので、もし混泳させる場合に一緒に入れる品種が攻撃的な場合には、事前に追いかけられても逃げることができるように、水草や置物などを入れるなどの対策をしておくことをオススメします。
産卵についてのポイント
レインボーテトラを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。レインボーテトラは、飼育するのは簡単な方ですが繁殖となると少し難易度が上がります。ただし、しっかりと手順を知っておくことで安定して増やしていく可能になります。
1つ目に、繁殖に向いた個体を飼育することです。レインボーテトラは、寿命が2年ほどなので繁殖ができる状態になるまでの期間が短く、おおよそ生まれてから4〜6ヶ月ほどで成長します。つまり、繁殖させたい場合には、専門店などで購入する際に比較的若い個体を選ぶのが重要になってきます。また、レインボーテトラは、オス・メスをしっかり見分けておく必要があります。それは、オスが発情時に攻撃性が増す場合があるからです。もし、オスが多い場合には、メスが弱ってしまう場合がありますし、オスが多すぎても産卵数が増えるわけでないので、オスとメスの割合を、「5:5」か「4:6」にして置くのがベストです。ここで、重要になってくるのがオスとメスの見分け方になります。レインボーテトラのオスとメスの見分け方としては、尾びれの形が分かりやすいです。尾びれについては、尾びれの真ん中が伸長している個体がオスになります。メスは、他のテトラ系と同じような尾びれをしています。専門店などで、オス・メスが欲しい方は、体色よりも尾びれで確認することをオススメします。もし確実に、オスやメスが欲しい方は専門店の店員に尋ねることをオススメします。
2つ目に、繁殖用の水槽を用意してすることです。メダカなどを繁殖させたことがある方は、当然かも知れませんが、もし産卵に成功してその後孵化した後に、親(大人)と稚魚(子供)を一緒の水槽で飼育していると、餌などの奪い合いや大人が稚魚を食べてしまうことが起こり稚魚の数が減少してしまう場合があります。そのようなことを、未然に防ぎ人間側が管理しやすいように、親と子を別々の水槽で飼育することをオススメします。ただし、メダカなどと違うのがレインボーテトラは熱帯魚なので、夏以外の時期にはヒーターが必要になります。それは、稚魚にも言えることなので、もし稚魚を飼育する水槽のヒーターを購入するかどうかで迷っているは、親を飼育している水槽の一部を借りて稚魚用のスペースをつくる器具が専門店などで売っている場合があるので、もしそのような方は、早めに準備しておくようにしてください。
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レインボーテトラを飼う際の注意点
レインボーテトラは、比較的飼育しやすい点やカラシン科の中でも体色や尾びれの形などから他の種類とは違った特徴を持っている事などから人気がある品種になります。初心者の方などにも、オススメの品種になります。メダカや金魚などにはない色味などを持っているので、水槽の中でも主役になることができる品種なので迷っている方にもオススメです。レインボーテトラとエンペラーテトラは、よく間違われる事があるので、、目の色や尾びれの違いなどによって見分けることができるので、専門店などで、目にする機会があったらぜひ、違う部分などを見比べてみてください。そして、レインボーテトラにしかない美しい体色なども一緒に見てみることをオススメします。