カージナルテトラは、南米のネグロ川やアマゾン川に生息しているカラシン目カラシン科の熱帯魚で、頭から尾びれにかけて青い光を放つ美しい魚になります。今回は、そんなカージナルテトラの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
カージナルテトラとは
カージナルテトラは、南米のネグロ川やアマゾン川に生息しているカラシン目カラシン科の熱帯魚になります。昔から親しまれている品種になります。そのため、多くの専門店で取り扱っている熱帯魚になります。カージナルテトラの特徴は、頭から尾びれにかけて青い光を放ちます。そして、その青もい光の下の部分が赤く光るのも特徴的です。青く光っている部分は、メタリックブルーに光っています。専門店などによっては、「ショートライン・カージナルテトラ」という名で販売されている場合があります。通常のカージナルテトラよりも、ブルーのラインが短い変異型でありますが、販売されている個体に関しては通常のカージナルテトラと、あまり差がないことが多いです。
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混泳させる際のポイント
混泳について、まずカージナルテトラはおとなしい性格の品種になります。そのため、カージナルテトラを飼育していると他の観賞魚に比べて集団で泳いでいるのがわかります。カージナルテトラは、集団で泳ぐことで大きな魚に見せる事による防衛と、もし襲われた場合には一匹でも多く生き残るための対策などから集団で泳いでいます。淡水の観賞魚の中でも、集団で泳ぐ品種はあまり多くないので、集団で泳ぐ様子を見たい方にオススメします。また、おとなしい性格なので他の魚に対して危害を加える可能性が低いです。逆に、カージナルテトラと一緒に混泳させる品種が縄張り意識が高いことなどによって他の魚に危害を加える種類に場合には、真っ先にやられてしまうので、そこは事前に調べておくようにしてください。
ネオンテトラとの違い
カージナルテトラは、熱帯魚の中でも人気な品種の一つです。そのため、専門店などで目にする機会も多いです。その時に、カージナルテトラの近くに、同じカラシン系の「ネオンテトラ」が販売されている場合があります。このネオンテトラの見た目は、カージナルテトラに似ていることから、迷われる方が多いです。カージナルテトラとネオンテトラの大きな違いは、体の赤い部分の占める量です。カージナルテトラの方が、ネオンテトラに比べて赤い部分が多いのが特徴です。赤い部分が多いことにより、青色の部分と赤い部分の区別がしっかりと付き色味がキレイに出てきます。ただし、カージナルテトラはネオンテトラに比べて値段が高いのが一般的なので、値段の差を埋める程の魅力を持っているのかは個人の考え方次第になってしまう部分があるので、もし気になる方は専門店などで実際に見比べてから、購入するのをオススメします。
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産卵についてのポイント
カージナルテトラを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。カージナルテトラは、飼育するのは簡単な方ですが繁殖となると少し難易度が上がります。ただし、しっかりと手順を知っておくことで安定して増やしていく可能になります。
1つ目に、繁殖に向いた個体を飼育することです。カージナルテトラは、寿命が2年ほどなので繁殖ができる状態になるまでの期間が短く、おおよそ生まれてから4〜6ヶ月ほどで成長します。つまり、繁殖させたい場合には、専門店などで購入する際に比較的若い個体を選ぶのが重要になってきます。しかし、若い個体といっても一朝一夕で見分けるのが難しいので、購入する時に体のサイズが小さい物を選ぶようにすると安全です。体が大きい個体は、生まれてから1年ほど経っている個体の可能性もあるので、できるだけ体のサイズが小さい個体を選んでください。ただし、ここで注意すべき点としてお腹に卵を持っている個体がいる場合にはそれを選ぶのもありです。お腹に卵を持っている時点でいくつかの手順を飛ばすことができるのでもしお腹に卵を持っているようなら、それを選ぶのをオススメします。
2つ目に、繁殖用の水槽を用意してすることです。メダカなどを繁殖させたことがある方は、当然かも知れませんが、もし産卵に成功してその後孵化した後に、親(大人)と稚魚(子供)を一緒の水槽で飼育していると、餌などの奪い合いや大人が稚魚を食べてしまうことが起こり稚魚の数が減少してしまう場合があります。そのようなことを、未然に防ぎ人間側が管理しやすいように、親と子を別々の水槽で飼育することをオススメします。ただし、メダカなどと違うのがカージナルテトラは熱帯魚なので、夏以外の時期にはヒーターが必要になります。それは、稚魚にも言えることなので、もし稚魚を飼育する水槽のヒーターを購入するかどうかで迷っているは、親を飼育している水槽の一部を借りて稚魚用のスペースをつくる器具が専門店などで売っている場合があるので、もしそのような方は、早めに準備しておくようにしてください。
3つ目は、孵化してから稚魚を飼育していく際に、ライトなどを常につけるなどして、強い光が水槽内を照らして続けてしまうようなことはしないようにしてください。カージナルテトラは、アマゾン川の濁った水に元々は住んでいました。なので、そのような環境は、強い光が常に入ってくるような環境ではありません。そのため稚魚を育てる際には、できるだけ強い光が常に入ってくるような環境にしなようにしてください。対策としては、LEDやメタハラのライトを控えるようにすることや、水草などを入れて陰ができるようにしてあげるなどがあります。大人のネオンテトラは、ある程度の光には耐えることができるのですが、稚魚の場合には大人のようにはいかないので、早めの対策をするようにしてください。
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カージナルテトラを飼う際の注意点
カージナルテトラは、熱帯魚の中でも飼育しやすい点や、入手が比較的容易である点などから人気がある品種になります。なので、初心者の方や初めて熱帯魚を飼育する方にオススメです。ただし、カージナルテトラは一匹では他の熱帯魚と比べてインパクトが少ないです。そのため、複数匹で飼育してあげることをオススメします。カージナルテトラの、最大の魅力は集団で泳ぐになります。小さな水槽でも、集団で泳ぐことで満足感が出てきます。また、大きな水槽で飼育する場合には、他の熱帯魚と混泳させた際にカージナルテトラの集団に向かっていった場合に、その魚を避けるようにして泳ぐ姿などは中々他の熱帯魚では、目にすることが少ないので楽しいです。また、ネオンテトラと比較される事が少なくないので、値段などの部分ではネオンテトラに劣る部分はありますが、ネオンテトラに比べて色のキレイさなどはカージナルテトラの方が勝っているので、もしネオンテトラに飽きたかにはぜひ、専門店などで目にする機会があれば一度見てみることをオススメします。