産卵のやり方と注意点(金魚編)

金魚をずっと飼っていると殖やしてみたくなります。ですが、金魚の産卵は注意して行わければ金魚が弱ってしまう可能性が高いです。今回は、そんな産卵のやり方と注意点を詳しく説明していきたいと思います。

産卵の時期

金魚の産卵の時期は、3月末から5月頃までの間になります。金魚の産卵に適している時期は非常に短いと言っても過言ではありません。メダカは、1年の半分は、産卵に適している時期があるので、それに比べると非常に短いと言えるでしょう。ただし、例外として秋頃に、産卵してしまう金魚がいます。秋頃に生まれた金魚は、冬子(ふゆご)と言われあまり育たないことが多いです。

産卵に適した年齢

金魚は、産卵に最も適した年齢があります。メスの適した年齢は2〜3歳ぐらいが一番良く一般的には、5歳ぐらいが限界であると言われています。年齢が若すぎた場合や逆に歳をとりすぎている金魚で産卵をさせようとすると卵の数の減少や、受精率の低下などがあるのでできるだけ適した年齢で産卵させるのをオススメします。オス場合の産卵に適した年齢は、2〜4歳の金魚です。

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オス・メスの見分け方

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金魚は、産卵の時期になると追星が現れ始めます。追星が現れるのはオスのみです。そして、追星が現れる場所はエラや胸ビレなど体の前側にでます。よく、追星は白点病と間違われることがあるので注意が必要です。

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親に使う金魚

選ぶ基準

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ただ産卵させて稚魚を増やすのではなく、いい親に卵を産んでもらい稚魚を殖やしてい最高の金魚を目指していくほうがいいので、親を選ぶ基準を説明していきます。一つ目は、体のガラや色がしっかりと出ていることです。それぞれの品種には、特徴があるので自分が飼っている金魚の種類で最もいい金魚を親として選ぶのが良いです。二つ目は、メスの体のサイズがある程度大きいことです。母体が大きいことで卵を持つ量も比例して多くなるので、できるだけ体のサイズが大きいものを選ぶようにしましょう。

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選ぶ際の注意点

産卵というものが、金魚にとってかなりの負担がかかる行為です。ですので、産卵後などに死ぬ可能性も非常に高いです。産卵に使用する金魚は軽はずみに選ぶのではなくしっかりと考えて選ぶようにして下さい。金魚の産卵の時期は、非常に短く産卵の時期に焦る方も少なくないので、前もってどの金魚を産卵に使うのかをしっかり選び準備しておくのをオススメします。

産卵する流れ

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まず、産卵の時期になるとオスがメスを追いかけ始めます。そして、オスがメスの腹部辺りを口でつついたりします。そうすると、メスは産卵の合図であると思い産卵を始めます。水草などが入っている場合には、水草にメスが体を擦り付け放卵し始めます。放卵し始めると、そばにいたオスがすかさず卵に射精をして、卵を受精させます。

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産卵後の対策

産卵をしたから終わりではありません。産卵後の、金魚のケアをすることがとても重要です。産卵の時期に死んでしまう金魚の大半は、産卵後に死んでしまうからです。産卵が終わったメスは、特に弱っていることが多いので注意が必要です。産卵後、3日ぐらいはエサを消化が良いものに換えるようにしましょう。そしてもし、あまり食欲が無いときや、あまり元気が無いときなどは早めの処置をするようにしましょう。

産卵の時の注意点

産卵をさせる際の注意点は、メスとオスの数は1:2にするようにしましょう。産卵後に死んでしまう、金魚のほとんどメスです。産卵の際に、オスがメスの体に擦り付けるように産卵をするので、当然メスの体はウロコが取れてしまうこともあるぐらいのダメージを負っていることがありますので、もし金魚を産卵させようと思っている方は、産卵をさせる場所といつも飼育している場所は別の方が良いです。

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