オリジアス・ウォウォラエの特徴と飼い方

オリジアス・ウォウォラエは、東南アジアのインドネシア共和国が原産でカダヤシ目カダヤシ科の熱帯魚で、体色はメタリックブルーを基調に胸ビレや尾びれに鮮やかなオレンジ・赤色があり、腹部から喉元にかけて真っ赤になります。今回は、そんなオリジアス・ウォウォラエの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

オリジアス・ウォウォラエとは

オリジアス・ウォウォラエは、カダヤシ目カダヤシ科の熱帯魚になります。オリジアス・ウォウォラエの原産地は、東南アジアのインドネシア共和国になります。オリジアス・ウォウォラエの体色は、メタリックブルーを基調に胸ビレや尾びれに鮮やかなオレンジ・赤色があり、腹部から喉元にかけて真っ赤になります。オリジアス・ウォウォラエのシルエットは、一般的なメダカに似てますが、体色によりメダカとはまた違う魅力を持っています。また、オリジアス・ウォウォラエは、2010年頃から流通が行われるようになった新しい品種になります。

オリジアス・ウォウォラエの飼い方

オリジアス・ウォウォラエは、少し癖がある品種のため中級程度の難易度になります。オリジアス・ウォウォラエの寿命は、約2〜3年になります。また、体の大きさは約4cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は中性から弱アルカリ性を好みます。オリジアス・ウォウォラエは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。オリジアス・ウォウォラエは、水質に非常に繊細な品種になります。特に雑菌（病原菌など）に敏感で、水質のバランスが悪くなるとすぐに病気になることが多いので、ろ過器を使用し水質を安定させて水換えなどを、こまめに行うなどの対策を取るようにしてください。なので、オリジアス・ウォウォラエを飼育する際には、他の品種に比べて手間がかかることが多いので、それを知って飼育することをオススメします。

混泳させる際のポイント

混泳について、オリジアス・ウォウォラエの性格は、大人しい性格になります。。そのため、一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはオリジアス・ウォウォラエがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあります。オリジアス・ウォウォラエと混泳させるのにオススメの品種としては、ネオンテトラなどのカラシン系やアカヒレなど小型の魚になります。中型の熱帯魚（エンゼルフィッシュ等）などと入れる際には、オリジアス・ウォウォラエが追いかけられてケガなどをしないように、水草をいれて隠れる場所を作ってあげるなどの対策を取るようにしてください。

産卵についてのポイント

オリジアス・ウォウォラエを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。オリジアス・ウォウォラエを繁殖させる際には、まとまった数を水槽などに飼育しておくと比較的簡単に行えます。オリジアス・ウォウォラエのオス・メスの見分け方は、オスの方が体色のメタリックブルーの部分が鮮やかに出ており比較的キレイな個体がオスになります。メスの方は尻ビレと背ビレがオスに比べて少し長く先端がギザギザしています。なので、オス・メスの違いキレイであるかどうかで見分けるのが早いです。そして、オス・メスがしっかり入っていることを確認したら卵を付着させるための水草です。オリジアス・ウォウォラエの繁殖に向いている水草として、ウィローモスやリシアなどがあります。卵は非常に小さいので日々水草の表面などを確認し、もし卵があった場合には、まず大人とは別の水槽に入れるようにしてください。その後孵化してからは、他の熱帯魚同様に一日に数回エサを上げるようにしてあげることが大切になります。

オリジアス・ウォウォラエを飼う際の注意点

オリジアス・ウォウォラエは、混泳がしやすい点や繁殖のしやすさからオススメの品種にしたいのですが、流通がし始めたのが2010年頃とまだ新しい品種なので、流通量や扱っている専門店が少ないので値段が他の小型の熱帯魚に比べて高い傾向にあります。また、水質に非常に繊細な点から初心者の方などには少し難しい部分もあります。ただ、オリジアス・ウォウォラエにはメダカや他の品種にはない美しい体色を持っています。オリジアス・ウォウォラエは、混泳などをさせてもと他の品種に見劣りしない魅力を持っています。もし、オリジアス・ウォウォラエを専門店などで目にする機会があったら、ぜひ一度見てみることをオススメします。