アカヒレは、中国の広州市にある白雲山が原産でコイ目コイ科タニクチス属の熱帯魚で、体色は銀灰色をメインに、目の後ろ側から尾びれの付け根にかけて、暗めの青色のラインを持っています。今回は、そんなアカヒレの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
アカヒレとは
アカヒレは、コイ目コイ科タニクチス属の熱帯魚になります。アカヒレの原産地は、中国の広州市にある白雲山になります。ただし、現在は中国で自生しているアカヒレは絶滅したと言われています。そのため、現在は輸入される個体のほとんどがベトナム産になります。体色は銀灰色をメインに、目の後ろ側から尾びれの付け根にかけて、暗めの青色のラインが入ります。また尾びれと背びれの付け根あたりが赤いことも特徴の一つになります。そこから、アカヒレという名前がつけられました。
※専門店によってはアカヒレを、「コッピー」という名前で販売していますが、当サイトではアカヒレで統一しています。コッピーは、アカヒレの別名になるためコッピーで販売すること自体は問題ありません。
※アカヒレは原産地などから、熱帯魚ではなく温帯魚に区分されることもありますが、当サイトでは、熱帯魚として扱っています。
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アカヒレの飼い方
アカヒレは、飼育するのが簡単な品種になります。アカヒレの寿命は、約2〜3年になります。また、体の大きさは約4cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から弱アルカリ性を好み、pHであれば5.0~8.0を好みます。アカヒレは、他の熱帯魚と違い飼育可能な水温が10~27℃前後までは大丈夫です。ただし、水温が低くなってくると白点病などの病気にかかるリスクが高くなってくるため、冬にはヒーターをいれることを推奨します。
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混泳させる際のポイント
混泳について、まずアカヒレの性格は、比較的大人しい性格です。そのため、他の品種と混泳をさせることができます。その際に、気をつけるべき点としてアカヒレと一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはアカヒレがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあるので、もし混泳させる場合に一緒に入れる品種が攻撃的な場合には、事前に追いかけられても逃げることができるように、水草や置物などを入れるなどの対策をしておくことをオススメします。
産卵についてのポイント
アカヒレを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。アカヒレは、飼育するのは簡単な方ですが繁殖となると少し難易度が上がります。ただし、しっかりと手順を知っておくことで安定して増やしていく可能になります。
1つ目に、繁殖に向いた個体を飼育することです。アカヒレは、寿命が3年ほどなので繁殖ができる状態になるまでの期間が短く、おおよそ生まれてから4〜6ヶ月ほどで成長します。つまり、繁殖させたい場合には、専門店などで購入する際に比較的若い個体を選ぶのが重要になってきます。また、アカヒレは、オス・メスをしっかり見分けておく必要があります。ここで、重要になってくるのがオスとメスの見分け方になります。アカヒレのオスとメスの見分け方として、成熟してくるとオスの方が、体の色が鮮やかになってきます。また、メスはオスよりも体高が高くなり、シルエットがふっくらとした体形に変化してきます。もし確実に、オスやメスが欲しい方は専門店の店員に尋ねることをオススメします。
2つ目に、繁殖用の水槽を用意してすることです。メダカなどを繁殖させたことがある方は、当然かも知れませんが、もし産卵に成功してその後孵化した後に、親(大人)と稚魚(子供)を一緒の水槽で飼育していると、餌などの奪い合いや大人が稚魚を食べてしまうことが起こり稚魚の数が減少してしまう場合があります。そのようなことを、未然に防ぎ人間側が管理しやすいように、親と子を別々の水槽で飼育することをオススメします。ただし、メダカなどと違うのがアカヒレは熱帯魚なので、夏以外の時期にはヒーターを推奨します。それは、稚魚にも言えることなので、もし稚魚を飼育する水槽のヒーターを購入するかどうかで迷っているは、親を飼育している水槽の一部を借りて稚魚用のスペースをつくる器具が専門店などで売っている場合があるので、もしそのような方は、早めに準備しておくようにしてください。
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アカヒレを飼う際の注意点
アカヒレは、飼育しやすい点や混泳がしやすい点などから人気がある品種になります。アカヒレは、昔からネオンテトラなどと共に親しまれて品種になります。ただし、数十年前のネオンテトラなどが高価だった時代には、アカヒレが劣化版テトラとして扱われていたことなどから、今でもアカヒレを少し敬遠してしまう人もいますが、最近ではゴールデンアカヒレなどキレイな品種も販売されているので、専門店などでアカヒレを目にする機会があったら、ぜひ改めて見てみることをオススメします。