エンゼルフィッシュは、南アメリカにあるペルー共和国やコロンビア共和国やブラジル連邦共和国などを流れるアマゾン川が原産でスズキ目シクリッド科エンゼルフィッシュ属の熱帯魚で、平べったい体と高さがあるひし形という特徴的な体の形をしています。今回は、そんなエンゼルフィッシュの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
エンゼルフィッシュとは
エンゼルフィッシュは、スズキ目シクリッド科エンゼルフィッシュ属の熱帯魚になります。エンゼルフィッシュの原産地は、南アメリカにあるペルー共和国やコロンビア共和国やブラジル連邦共和国などを流れるアマゾン川になります。現在エンゼルフィッシュは、東南アジアで養殖・繁殖(ブリード)などが活発に行われおり輸入されるエンゼルフィッシュの多くが東南アジア産になります。エンゼルフィッシュの体色は、種類により異なります。各種類の詳細は、下記の項目で説明しています。エンゼルフィッシュは平べったい体と、高さがあるひし形という特徴的な体の形をしており、昔から熱帯魚の代名詞として知られている熱帯魚になります。また、エンゼルフィッシュは、エンゼル・フィッシュ属に属する品種の総称を指すのが一般的です。
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エンゼルフィッシュの飼い方
エンゼルフィッシュは、飼育するのが簡単な品種になります。エンゼルフィッシュの寿命は、約5〜7年になります。また、体の大きさは約12〜15cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば6.0〜7.0を特に好みます。エンゼルフィッシュは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。
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エンゼルフィッシュの種類
スカラレ・エンゼル
スカラレ・エンゼルは、原種の一つになります。エンゼルフィッシュには、3種類の原種が存在します。その中でも、現在一般的に目にするエンゼルフィッシュの原型になっているのが、スカラレ・エンゼルになります。そのため、スカラレ・エンゼルの体の形はエンゼルフィッシュ特有のひし形になっています。
アルタム・エンゼル
アルタム・エンゼルは、原種の一つになります。非常に長くなるヒレと深く凹んだ額、やや褐色がかかる体色が特徴的なエンゼルフィッシュになります。アルタム・エンゼルは、非常にキレイな場所に生息している事から菌に対する免疫力が極めて低く、水質の変化に非常に敏感な種類であり病気に罹りやすいです。そのため、上級者向けの種類として知られています。
デュメリリィ・エンゼル
デュメリリィ・エンゼルは、原種の一つになります。他の原種に比べて額の凹みがなく出っ張り気味で丸みを帯びているのが特徴的な種類になります。また、原種の中で体色が最もキレイな品種になります。ただし、日本での流通量が非常に少なく珍種として扱われています。
マーブル・エンゼル
マーブル・エンゼルは、銀色や黄色をベースとして黒色が大理石などで見られるマーブル模様のように入っている種類になります。エンゼルフィッシュの中でも有名な種類になるので、専門店などでも目にする機会が多い種類になります。
ゴールデン・エンゼル
ゴールデン・エンゼルは、アメリカで品種改良して縞模様が消えて黄色の体色が金色に変化した種類になります。ゴールデン・エンゼルは、非常にシンプルな種類であることから様々な種類(ゴールデン・マーブルエンゼル、ゴールデン・マーブルダイヤモンドエンゼルなど)に派生しています。
ベールテールエンゼル
ベールテールエンゼルは、エンゼルフィッシュの各ヒレを長くなるように品種改良したロングフィンタイプの種類になります。ベールテールエンゼルは、エンゼルフィッシュの中でも最も完成した形言われるほどに美しい種類になります。長いヒレが結婚式の時に花嫁が頭部を覆い隠す薄い布(ヴェール)を連想させることからベールテールエンゼルと名付けられました。
混泳させる際のポイント
混泳について、まずエンゼルフィッシュの性格は、シクリッド系の中では温和な性格をしています。しかし、縄張り意識は強いので縄張りを守る場合や主張する場合には他の品種と争うことがあるので注意が必要です。特に、小型の品種(カラシン系など)と混泳させる場合には、隠れることができるように水草などを入れることをオススメします。エンゼルフィッシュと混泳させるのにオススメの品種としては、プレコやコリドラスなどの底や壁などを移動する魚であれば、争うことが少ないです。
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産卵についてのポイント
エンゼルフィッシュを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。エンゼルフィッシュの繁殖は比較的簡単な方です。しかしエンゼルフィッシュのオス・メスの判別は非常に難しいので、繁殖をさせる際には複数匹飼育しておき、自然とペアを作らせる方法をオススメします。そして、出来たペアは一緒に行動するようになり、縄張りを形成して他の魚を追い払うようになります。そして、縄張りがある程度形成されると、その中で最も安全に産卵がしやすい場所を掃除をして整えていきます。この段階まで来ると、後は産卵をするのを待つばかりですがエンゼルフィッシュは、他のシクリット系の品種と同様に「ケーブスポウナー」という特殊な繁殖方法を行います。その方法とは、産み付ける卵を木の下や石の下のような発見しづらい物陰に産み付ける方法になります。先程説明した安全な場所の殆どが、水草などの葉や岩陰になります。なので、エンゼルフィッシュを繁殖させる場合には流木や市販されている産卵用のシェルターなど産み付けやすい環境を作ってあげることが大切になります。繁殖時期以外には、それらの場所を隠れ場所として利用する場合もあるので入れておいて損はないです。
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エンゼルフィッシュを飼う際の注意点
エンゼルフィッシュは、その種類の多さや特徴的なシルエットなどから人気の品種になります。エンゼルフィッシュは、専門店などに行けば必ずと言っていいほどに、置かれている品種になるので初心者の方でも知っている方が多いですが、飼いやすさだけなら初心者の方にもオススメなのですが、混泳のしづらさなどを総合的に考えた際には中級者向きの熱帯魚になります。エンゼルフィッシュは、昔からよく知られている品種になりますし、一昔前であれば熱帯魚と言ったらエンゼルフィッシュと言うほどに有名でした。その人気ぶりは、現在も健在なのでもしエンゼルフィッシュに興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。