水槽などの、入れ物に金魚などを入れておくと次第に、病原菌や汚れのもとが繁殖し始めます。それを、少しでも抑えるために今回はフィルターの説明をしていきたいと思います。
フィルター・ろ過器の役割
2.臭いや濁りのもとを少なくしてくれる
基本的には、病原菌や臭いのもとはエサの食べ残し(残飯)や、フンなどの老廃物です。 ですが、病原菌を少なくしたくても人間が直接減らすのは難しいです。ですので、フィルター内で良い菌を飼うことで、病原菌などの悪い菌を倒してもらおうというのが役割です。
水槽などに設置するフィルター(ろ過器)の内部にあり水の中に生息する有害な物質を無害に変える際に本領を発揮します。今回は、ろ材の種類やそれぞれの特徴を説明をしていきたいと思います。ろ材の種類についてろ材は水槽などに設置する[…]
フィルター・ろ過器の種類
フィルターと言ってもたくさんの種類があり、その一つ一つに特徴があります。 今回はその中から、4つを説明したいと思います。
2.外掛けフィルター
3.投げ込み(水中)フィルター
4.スポンジ型フィルター
上部フィルター
上部フィルターとは
上部フィルターは、水槽上部に設置して使用する濾過装置です。仕組みとしては、ポンプを使い水槽の水を汲み上げて濾過をして水槽に水を戻す仕組みです。最近増えてきたフチ無しの水槽などには設置できないことが多いです。なので、上部フィルターを使用する際はフチがある水槽を選ぶことをおすすめします。
上部フィルターのメリット
・わざわざ設置場所を考えなくても良い
・手入れが簡単
上部フィルターのデメリット
・モーターなどの雑音がうるさい
・ライトなどの場所が非常に狭くなる
このような人にオススメ
・手入れに時間をかけれない方
フタを開けて中のろ材などを見ることができるので時間がない方などは日々フタを開けてみてもらうことでろ材の交換などをいち早く認識することが出来ます。
・金魚や大型魚をメインで飼う方
金魚などは、非常にエサを食べるので水が汚れやすくなるので、濾過能力の高い上部フィルターと相性が良いです。そして、手入れもやりやすいのでフィルターが汚れた場合にすぐに気づき手入れができる点でおすすめです。
このような人にはオススメではない
・静かな場所やリラックスするために飼う方
ポンプで水を汲み上げて濾過するためポンプ内につけているモーターの音が非常にうるさいので、寝室や客間など静かな方がいい場所にはあまり向いていないです。
・見栄えを重視する方
他のフィルターなどと違い隠すということが難しいのでやはり目に入りやすくはなるので生き物だけを見てほしい方や見た目を重視している方はあまり向いていないです。
外掛けフィルター
外掛けフィルターとは
水槽の上部の縁に引っ掛けて使用するフィルターです。小型な物が多いので設置、取り外しが楽で、手入れなども容易に行うことが可能です。またモーター音などが少ない商品も多く、上部フィルターなどのようにモーター音などでストレスを持つことが少ないです。しかし、外部式フィルターなどに比べると、濾材などを入れるスペースが少ない分濾過能力では落ちてしまいます。また、水面と排水ポンプとの間に高低差があると、水が水面をたたく音がしてしまう恐れがあるので、夏場などは水の蒸発が多いときにはピチャピチャと音がしてしまうことがあります。
外掛けフィルターのメリット
・設置する場所が少ない
・水槽の上部を使わないのでライトなどの場所に使える
・モーターなどの音が静かである
外掛けフィルターのデメリット
・水量の調整が難しい
・モーターなどに水草などが絡まることが多い
このような人にオススメ
・設置場所があまりない方
水槽の縁につけて使用するため、水槽を入れる場所しかない方などにはとても良いです。
・見栄えを重視する方
水槽にバックスクリーンをつけて、見栄えを良くしても、フィルターが目立っては意味が無いので外掛けフィルターであれば、バックスクリーンの後ろにセットすることも可能なので見栄えに支障が出ることが少ないです。
このような人にはオススメではない
・メンテナンスをあまりしたくない方
上のフタを開けることで、ろ材を交換した方がいいのかなどがひと目で見ることができるので、メンテナンスをするタイミングがすぐにわかります。メンテナンスも、ろ材を交換するぐらいなので非常に楽です。
・生き物を大量に入れたい方
濾過器能力がいいとは、言えないので生き物を大量に入れると濾過能力を超えてしまう可能性があるので、注意した方がいいです。もし、外掛けフィルターしか付ける場所がないのであれば、適正のフィルターよりも大きいフィルターを買うことをおすすめします。
投げ込み(水中)フィルター
投げ込み(水中)フィルターとは
投げ込みフィルターは、水槽の中にフィルターを入れて使用するタイプのフィルターです。なので、別名「水中フィルター」とも言います。エアーをチューブなどを使い連結して、その泡による水流を利用してするタイプと、水中ポンプで水流を作るタイプがあります。エアーポンプ方式は、「水作エイト」や「ロカボーイ」などが有名です。水中ポンプ方式では、「エーハイム 水中フィルター」が有名です。実際に、手に入りやすいのはエアーポンプ方式のタイプです。投げ込みフィルターは、単体でも使えますし大型水槽のサブフィルターとしても使用することが多く、初めてフィルターを使いたい人などにも人気のフィルターです。
投げ込み(水中)フィルターのメリット
・設置が簡単
・設置場所を考えなくても良い
投げ込み(水中)フィルターのデメリット
・別途ブロワーが必要である
・エアーの音がうるさい
このような人にオススメ
・できるだけ安く抑えたい方
価格が、他の濾過器に比べると安価なので初心者の方やサブフィルターとして入れたい方などにもは良いです。
・小さい水槽を使用する方
濾過能力はあまり良くはないので、小さい水槽で飼う方や、あまり生き物を入れないで飼おうと思っている方には良いです。
このような人にはオススメではない
・静かな場所やリラックするために飼う方
エアーの音が意外に大きいので、寝室など静かな方がいい場所に水槽を置く方などは考えたほうがいいです。
・大きな水槽を使用する方
濾過能力があまり良くはないので、たくさんの汚れを処理するのには向いてはいないです。大きな水槽に入れるのであれば、サブフィルターとして使用するのが良いです。
スポンジ型フィルター
スポンジ型フィルターとは
エアーポンプにつけて使用するタイプのフィルターです。スポンジの中でバクテリアを繁殖させて「生物ろ過」をさせます。単体で使用することも出来ますが、外部式・上部フィルターのようなものに比べると濾過能力は低いです。なので、一般的にはサブフィルターとして使用して、メインのフィルターのメンテンスを少しでも楽にするために使うことが多いです。スポンジ型フィルター自体にゴミなどが目詰まりしてしまうことがあるので、掃除は少し面倒だと感じることがあるかもしれません。
スポンジ型フィルターのメリット
・設置が簡単
・複数設置ができるの大型水槽でも大丈夫
スポンジ型フィルターのデメリット
・別途ブロワーが必要である
・エアーの音がうるさい
・見栄えがいまいち
このような人にオススメ
・大型の魚など飼わない方
大型の魚の水槽に入れてしまうと、フンなどがスポンジ部分に詰まり本来の能力を出すことができなくなるので、
・サブフィルターを探している方
サブフィルターであれば、メインフィルターの負荷を減らすことができるので、濾材の交換やメンテナンスなどが楽になるのでとても良いです。
このような人にはオススメではない
・初心者の方
スポンジ式は、とても入れる条件や場所などで入れる数や、スポンジの大きさなどが変わるので、初心者の方には扱いが難しいです。
・メインフィルターを探している方
メインフィルターとしては、あまりにも心細すぎますし、濾過能力が不安なのでサブフィルターとしての使用の方が良いです。