ラミレジィの特徴と飼い方

ラミレジィは、南アメリカにあるベネズエラ・ボリバル共和国やコロンビア共和国が原産でスズキ目シクリッド科ミクロゲオファーガス属の熱帯魚で、体全体が鮮やかな青色をした種類や赤色・黄色などの体色を持った種類などもいます。今回は、そんなラミレジィの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

ラミレジィとは

ラミレジィは、スズキ目シクリッド科ミクロゲオファーガス属の熱帯魚になります。ラミレジィの原産地は、南アメリカにあるベネズエラ・ボリバル共和国やコロンビア共和国を流れる河川(オリノコ川、メタ川等)になります。ラミレジィの体色は、種類によって異なります。各種類の詳細は、下記の項目で説明しています。ラミレジィは、昔からヨーロッパなどで養殖が盛んに行われています。現在では、さまざまな国、地域で養殖(ブリード)が行われており、たくさんの種類が誕生しています。ラミレジィは、「ラム・シクリッド」という別名を持っており、専門店によっては「ラム」と表記している場合もあります。

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ラミレジィの飼い方

ラミレジィは、飼育の仕方さえ知っていれば飼育は簡単なので、難易度は中程度になります。ラミレジィの寿命は、約3〜4年になります。また、体の大きさは約5〜6cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば5.0〜7.0を特に好みます。ラミレジィは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

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ラミレジィの種類

バルーンラミレジィ

バルーンラミレジィは、通常のラミレジィをドイツやオランダなどで品種改良して生まれた種類になります。養殖された国によってオランダラム、ドイツラムという名前で呼ばれています。通常のラミレジィよりも体が小さく、腹部の丸みを持ち、ふっくらとした体形などから人気の品種になっています。また色違いとして、青みが強く光などに当てることで更にキレイな体色になる「コバルトブルーバルーンラミレジィ」や白色をベースに薄い金色が入っている「ゴールデンバルーンラミレジィ」などがいます。

パピリオクロミスラミレジィ

パピリオクロミスラミレジィは、南米のコロンビアやベネズエラに生息しており、ドワーフシクリッドの中でもっとも美しいと言われている種類です。専門店などで販売されている時はあまりいい発色をしていない個体が多いですが、弱酸性の水槽などで半年以上飼育していると鮮やかなオレンジ色をベースに黒い線が背中から腹部にかけて現れ、非常にキレイな体色に変化していきます。その変化を、楽しむためにパピリオクロミスラミレジィを飼育している方も多いです。ラミレジィの中では、比較的安価に販売させていることも多い種類になり、飼育の難易度もラミレジィの中では簡単な方になるのでラミレジィに挑戦する方にもおすすめの種類になります。

ジャパンラミレジィ

名前でも分かる通り、ドイツラミレジィを日本で品種改良した種類になります。特徴としてはドイツラミレジィに比べて、頭部の青色の発色を鮮やかにし、全体の体色も明るめの色になっており美しい品種になっています。ラミレジィの中でも、流通量が少なく販売している専門店も少ないことから値段が高価になっている場合が多いです。

ブリリアントラミレジィ

ブリリアントラミレジィは、青色が強い「コバルトブルーラミレジィ」と黄色や赤色が強い「ラミレジィ」を組み合わせた体色をしています。そのため、黄・赤・青のバランスが重要になってくる種類になります。それぞれの色がバランス良く出ている個体は非常に美しく目を見張る物があります。

ドイツラミレジィ

ドイツラミレジィは、ドイツで養殖し品種改良された種類になります。赤色と黄色が非常にキレイな個体が多いのが特徴になります。そのため、ラミレジィ本来の色を受け継いでいる種類としても人気が高いです。背びれが、大きい個体が多いので体高もあり、シルエットとして見た目以上のインパクトを持つ方も少なくないです。また、ドイツラミレジィは「ドイツラム」や「ジャーマンラミレジィ」などの別名を持っています。

ブルーダイヤモンドラミレジィ


ブルーダイヤモンドラミレジィは、体のほとんどを鮮やかな青色になっている種類になります。そのため、水槽をブルーダイヤモンドラミレジィだけにすると非常にキレイな青色の水槽になり水槽全体の色味の調整としても重宝されている種類になっています。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずラミレジィの性格は、シクリット系の中では珍しく温和な性格をしています。そのため、一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはラミレジィがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあります。ただし、ラミレジィは繁殖期になると攻撃性が増して他の熱帯魚を追い回す場合があるのでペアで飼育する場合には注意が必要になる場合があります。また、同じシクリッド系の中にはシクリット系の種類のみと縄張り争いをしたり喧嘩をする品種もいるので、シクリット系と混泳させる際には注意をするようにしてください。

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産卵についてのポイント

ラミレジィを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。シクリット系を飼育する上で、オスの求愛からメスの産卵、育児の流れや稚魚から大人になるまでの成長の過程などの一連の繁殖行動を観察するのが楽しみの一つとして認識されている場合が多いです。まず、ラミレジィのオスとメスの違いについてです。ラミレジィのオスは、背びれなどを含めて赤色や黄色がメインの体色になります。(種類によってオスの体色は異なります)それに比べて、メスはオスよりも一回り体が大きく腹部がピンク色に染まっていき、腹びれの後ろの部分から1mmほどの卵を出す管(産卵筒)が出てきます。この体色の違いを楽しむのもオススメです。ラミレジィの繁殖方法は、産み付ける卵を木の下や石の下のような発見しづらい物陰に産み付けます。なので、ラミレジィを繁殖させる場合には流木や市販されている産卵用のシェルターなど産み付けやすい環境を作ってあげることが大切になります。繁殖時期以外には、それらの場所を隠れ場所として利用する場合もあるので入れておいて損はないです。

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ラミレジィを飼う際の注意点

ラミレジィは、シクリット系の中でも飼育しやすい点や混泳がしやすい点などからオススメの品種になります。特に、初心者の方やラミレジィに初挑戦の方などにもオススメです。ラミレジィには、たくさんの種類がおりそれぞれの種類には色やシルエットがあるので、自分の好きな種類を見つけるのも魅力の一つになります。また、ラミレジィは鮮やかな色をしている種類が多く水槽ごとに色味を決めて入れるなどの楽しみ方をしている方もいます。もし、ラミレジィを専門店などで目にする機会があったら、ぜひ一度見てみることをオススメします。

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