サイアミーズ・フライングフォックスの特徴と飼い方

サイアミーズ・フライングフォックスは、タイやマレーシアなどの東南アジアが原産でコイ目ドジョウ科の熱帯魚で、体色は茶色などを基調に口元から尾びれの先端まで黒いラインが一直線にあり、苔や藻などの植物性のものを好んで食べます。今回は、そんなサイアミーズ・フライングフォックスの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

サイアミーズ・フライングフォックスとは

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サイアミーズ・フライングフォックスは、コイ目コイ科の熱帯魚になります。サイアミーズ・フライングフォックスの原産地は、タイやマレーシアなどの東南アジア地域になります。サイアミーズ・フライングフォックスの体色は、茶色などを基調に口元から尾びれの先端まで黒いラインが一直線にあるのが、特徴的です。サイアミーズ・フライングフォックスの「サイアミーズ(siamese)」は、タイ語で”シャム国の”という意味になります。「シャム国」とは、タイの旧国なります。猫の「シャム猫」も、シャム国の猫ということになります。サイアミーズ・フライングフォックスは、雑食でその中でも植物性のもの(特に苔や藻など)を好んで食べます。そのため、水槽などで飼育する場合には混泳させる生き物の食べカスや壁面についた藻を食べてもらうような目的で飼育する方も多いです。

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サイアミーズ・フライングフォックスの飼い方

サイアミーズ・フライングフォックスは、飼育するのが簡単な品種になります。サイアミーズ・フライングフォックスの寿命は、約5~10年になります。また、体の大きさは約10~12cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば5.5~7.0を好みます。サイアミーズ・フライングフォックスは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

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混泳させる際のポイント

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混泳について、まずサイアミーズ・フライングフォックスの性格は、縄張り意識が強い性格になります。また、成長するについてその性格が際立ってきます。そのため、一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはケンカが絶えないだけでなく、双方がケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあります。そのため、比較的おとなしい品種と入れてあげるようにすると安心です。ただし、泳ぎが苦手な品種と入れる際にはちゃんとエサを食べることができているかを確認することを忘れないようにしてください。サイアミーズ・フライングフォックスは、食欲が旺盛なので、他の品種のエサまで取ろうとすることがあるので、ちゃんと泳ぎが苦手な品種が食べることができているかが重要になっています。

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産卵についてのポイント

サイアミーズ・フライングフォックスを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。ただし、サイアミーズ・フライングフォックスの繁殖の情報があまりなく、一般的な飼育環境での繁殖は難易度が少し高い傾向にあります。しかし、繁殖させた方の中には水草を入れておいたら卵を付けていたという情報があるので、もし繁殖に挑戦する場合には卵をつけることができるような水草を入れておくようにしてください。

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サイアミーズ・フライングフォックスを飼う際の注意点

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サイアミーズ・フライングフォックスは、飼育しやすい点や混泳させることができる点からおすすめの品種になるのですが、なかなか知られていない品種になります。それは、体色の地味さや目立った特徴が少ない事が要因の一つです。ただし、それ以上にサイアミーズ・フライングフォックスには、苔や藻を食べてくれるという特徴があります。よく、水槽などに生えてくる「黒髭苔(紅藻類)」を食べてくれる点や「アオミドロ」などの粘着性がある藻などもしっかり食べてくれます。そのような点から、非常に重宝されています。ここで、注意しなければいけない事として苔や藻を処理してもらうためにいれたサイアミーズ・フライングフォックスに、市販の熱帯魚用のエサなどをあげ始めると苔や藻を食べなく場合があります。そのため、あくまでも混泳させている他の品種のおまけぐらいでエサをたべさせるようにしてください。サイアミーズ・フライングフォックスは、苔や藻を食べさせるのには最適なひんしゅですので、もし専門店などで目にする機会があったら、ぜひ一度見てみることをオススメします。

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