ベタの特徴と飼い方

ベタは、東南アジアにあるタイ王国を流れるメコン川流域が原産でスズキ目オスフロネムス科ベタ属の熱帯魚で、大きく成長するヒレと色鮮やかな体色をしています。また、近年は品種改良により複雑な色の種類も出てきています。今回は、そんなベタの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

ベタとは

ベタは、スズキ目オスフロネムス科ベタ属の熱帯魚になります。ベタの原産地は、東南アジアにあるタイ王国を流れるメコン川流域になります。ベタの特徴として、大きく成長するヒレと色鮮やかな体色になります。また、近年は品種改良により複雑な色の種類も出てきています。ベタ属を総称して「ベタ」と呼びますが、現在一般的にベタとして流通している品種は、「ベタ・スプレンデンス」になります。ベタは、元々縄張り意識の強いオス同士を闘わせて楽しむための魚でした。そのため、ベタの和名は「闘魚」という荒々しい名前がついています。しかし、現在では闘わせるという楽しみ方消滅して、観賞魚として見た目などを楽しむ方向に変化しています。そのため、専門店などでも「ベタ」として販売されています。

ベタの飼い方

ベタは、飼育するのが簡単な品種になります。エンゼルフィッシュの寿命は、約2〜3年になります。また、体の大きさは約5〜7cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば6.0〜7.0を特に好みます。ベタは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずベタの性格は、「闘魚」という和名を持っているくらいなので、闘争本能が強い性格をしています。なので、基本的には単独での飼育をオススメします。ベタとネオンテトラなどのカラシン系などと混泳させてしまうと、すぐに追いかけてケガを負わせてしまう場合などがあるので、特別な理由などがない場合には混泳させないようにしてください。特に、オスに関しては闘争本能がメスに比べて強いため注意が必要になります。メスに関しては、個体差はありますが混泳させることが可能な場合がありますが対策などをしっかりと対策を取った上で混泳させるようにしてください。対策としては、水草などを入れて隠れることができるような環境を作るようにしてくだい。

産卵についてのポイント

ベタを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。ベタの繁殖は比較的簡単な方です。まず、オスが泡巣（口から泡を出す）を作り、メスの腹部に繁殖時に現れる線が出現した個体を見つけます。そのペアを、顔合わせ程度に一緒に泳がせてみます。急にオス・メスを同じ水槽に入れると喧嘩を始める恐れがあるので、オスかメスのどちらかをビンやプラスチックケース（仕切りでも良い）などに隔離して入れておくと簡単に作業が出来ます。もし、オス・メスの相性が良ければアマゾンフロッグピットなどの、浮き草に泡巣を作り上手く行けば2〜3日で卵を産みます。

ベタを飼う際の注意点

ベタは、種類の多さや鮮やかな体色から人気の品種になります。ベタは、専門店などに行けば必ずと言っていいほどに、置かれている品種になるので初心者の方でも知っている方が多いですが、飼いやすさだけなら初心者の方にもオススメなのですが、混泳のしづらさなどを総合的に考えた際には中級者向きの熱帯魚になります。基本的に、単独飼いをしなければいけない点から一般的な熱帯魚のように水槽で何種類かを一緒に混泳させて飼育することが難しいので、それを楽しみにたい方にはあまり向かない品種になるので飼育する場合には注意が必要になります。ただし、単独飼いという特徴を生かしてワイングラスや金魚鉢などで飼育する方も多いので、超スペースでしか飼育することが出来ない方などにはオススメです。飼育する上では、単独飼いという部分以外では、あまり難しくないので初心者の方でも飼育することが可能なのでもし興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。