グラミーの特徴と飼い方

グラミーは、南アジアにあるインド共和国や東南アジアにあるマレー半島が原産でスズキ目キノボリウオ亜目オスフロネムス科の熱帯魚で、特徴的な長く伸びた腹ビレをもっておりアンテナという愛称で知られています。今回は、そんなグラミーの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

グラミーとは

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グラミーは、スズキ目キノボリウオ亜目オスフロネムス科の熱帯魚になります。グラミーの原産地は、南アジアにあるインド共和国や東南アジアにあるマレー半島になります。グラミーは、広い範囲に生息しており水の流れが緩やかな河川や湖沼、中には汽水(淡水と海水が混在した水)周辺で見られる品種も存在します。グラミーには、特徴的な長く伸びた腹ビレを持っており、「アンテナ」という愛称で呼ばれることもあります。この特徴的な腹ビレは触角としての役割を持っています。グラミーの体色は、種類により異なります。各種類の詳細は、下記の項目で説明しています。グラミーは、「グーラミー」と呼ぶ場合もあり専門店などによっては、グーラミーで表記している場合もあります。

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グラミーの飼い方

グラミーは、飼育するのが簡単な品種になります。グラミーの寿命は、約3〜5年になります。また、体の大きさは約5〜12cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば6.0~7.5を特に好みます。グラミーは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

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グラミーの種類

ドワーフグラミー系

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ドワーフグラミーは、グラミーの中でも最も有名で流通量が多い品種になります。南アジアのパキスタン、インド、バングラデシュなどが原産地になります。体長は最大でも6cm程度です。グラミーの中では小型の種類になります。また、飼育する環境などにも癖がないので、グラミーを初めて飼育してみたい方などにはオススメの種類になります。ドワーフグラミー系の中には、金属のような美しい青色の光沢を持っている「コバルト・ブルードワーフグラミー」や、赤色のグラデーションが特徴的な「サンセット・ドワーフグラミー」などが人気の品種になります。

ハニーグラミー系

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ハニーグラミーは、南アジアにあるインドが原産のグラミーになります。体長は4cm程度とグラミーの中でも小型の種類です。ハニーグラミーは、グラミーの中でも混泳がしやすい種類になります。性格が大人しいことで有名なので、混泳を前提にする際には特におすすめの品種になります。飼育も特にクセがない点などから飼育しやすい種類になります。ハニーグラミーは、「ハニードワーフグラミー」という別名を持っているので専門店などには別名の方で表記している場合があるので注意が必要です。ハニーグラミー系の中には、黄色を基調した体色と、ヒレの一部が赤色に染まる「ゴールデンハニーレッド・ドワーフグラミー」や、普段は灰褐色を基調とした地味体色をしていますが、繁殖期になるとオスは顔から体の下面を黒、それ以外がオレンジ色に発色するとても魅力的な「ハニー・ドワーフグラミー」のワイルド種などもいます。

スリースポット・グラミー系

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スリースポット・グラミーは、東南アジアにあるベトナム、ラオス、タイ、カンボジアなどが原産地になります。スリースポット・グラミーの体長は10〜12cm程度になります。スリースポット・グラミーの特徴として、褐色の体色に不規則な黒い斑点があります。この黒い斑点は、個体によって違います。スリースポット・グラミーには、「ブルー・グラミー」などの有名な改良種が多いのも特徴的です。スリースポット・グラミー系の中には、青色が基調の体色にマーブル模様が入った特徴的な「マーブル・グラミー」や、黄色を基調の体色にマーブル模様が入る「ゴールデン・グラミー」などがいます。

パール・グラミー系

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パール・グラミーは、東南アジアにあるスマトラ島、ボルネオ島などが原産地になります。パール・グラミーの体長は体長は10〜12cm程度になります。パール・グラミーの特徴として、灰褐色を基調にした体色に体の側面の中央に黒い帯があります。体全体と各ヒレに光沢を持った白色の小さい斑点が水玉模様あります。その見た目から、「パール・グラミー」という名前が付きました。そのシンプルでありながら、美しい特徴を持っているのでグラミーの中でも古くから親しまれている種類になります。

ピグミー・グラミー

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ピグミー・グラミーは、東南アジアにあるタイ、ラオス、カンボジア、インドネシアが原産地になります。ピグミー・グラミーの体長は、4cm程度とグラミーの中でも最も小さい種類になります。普段は灰色を基調とした体色をしており派手さはありません。しかし、成熟すると体全体に青色に光る鱗が現れてきます。また、各ヒレも同系色で光るようになります。

ジャイアント・グラミー

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ジャイアント・グラミーは、東南アジアにあるタイ、インドシナ半島、マレー半島、ジャワ島、スマトラ島、ボルネオ島などが原産地になります。ジャイアント・グラミーの体長は、80cm以上で大型の種類になります。グラミーの中でも最大の種類になります。また、ジャイアント・グラミーは他のグラミーの見た目と大きく違います。小さい頃の容姿は他の種類と大差ありませんが、成長するにつれ唇が分厚く突き出るようになり、頭部にもコブが張り出して独特な見た目になっていきます。

混泳させる際のポイント

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混泳について、まずグラミーの性格は、基本的には大人しく、混泳させるのには向いています。しかし、縄張り意識は強いので縄張りを守る場合や主張する場合には他の品種と争うことがあるので注意が必要です。特に、小型の品種(カラシン系など)と混泳させる場合には、隠れることができるように水草などを入れることをオススメします。グラミーは、同種同士の場合には縄張りを主張して小競り合いが起こる場合があるので注意が必要です。

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産卵についてのポイント

グラミーを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。グラミーの繁殖は比較的簡単難しい方になります。それは、「バブルネストビルダー」という繁殖の方法で繁殖する種類がいるからです。バブルネストビルダーとは、泡の巣を作りそこで繁殖を行う方法です。ただ、注意をして準備することより安定した繁殖をさせることが出来ます。まず、オス・メスを見分ける必要があります。グラミーのオス・メスの見分け方としてオスは繁殖時に体の色が変わります。そのため、繁殖時期になるとメスよりも色鮮やかになることが多いです。色鮮やかの個体がオス・そうでないのがメスという分け方で大丈夫です。次に泡の巣を作りやすくするために浮き草を入れるようにします。もし、専門店などで重り(鉛)などが付いている場合には、予め外しておくのをオススメします。そこまで準備をしておくと、あとはメスが産み落とした卵をオスが咥えて泡巣へと運び、ヒレなどで新鮮な水を送るなどして面倒を見ます。気をつける点としては、水草を入れておくようにしてください。繁殖時期以外には、それらの場所を隠れ場所として利用する場合もあるので入れておいて損はないです。

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グラミーを飼う際の注意点

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グラミーは、その種類の多さや特徴的なシルエットなどから人気の品種になります。グラミーは、種類によって飼育の難しさが変わるので比較的簡単な「ドワーフグラミー」や「ハニーグラミー」は初心者の方でも飼育しやすく色鮮やかな種類になるのでオススメになります。グラミーは、昔から飼育されている品種になるので、もし興味がある方は専門店などで一度見てみることをオススメします。

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