稚魚の育て方と対策(金魚編)

産卵が終わると次は稚魚を育てなければいけないのですが、稚魚はちょっと気を抜くとすぐに弱ってしまうのでしっかり対策しておかなければなりません。ですので今回は、稚魚の育て方と対策を詳しく説明していきたいと思います。

孵化までの期間

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金魚が、産卵を終えて水温が20~25℃の間であれば、1週間ほどで孵化します。できるだけ、水温は20℃よりも高い温度しておくようにしましょう。20℃よりも低いと孵化しないで死んでしまう可能性が高くなっていきます。25℃よりも高い水温であれば4~5日ほどで孵化する場合もあります。

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孵化しない卵

産卵した卵を、じっくり見ていると透明な卵と乳白色の卵の二つを見ることがあると思います。通常時は透明の卵なのですが、受精しなかった卵(無精卵)や成長する途中で死んでしまった卵などは乳白色の卵になります。乳白色の卵を、そのままにしておくと腐っていき病原菌の繁殖を促進してしまう場合があるので、早めに処理するようにして下さい。また、上記の項目で書いている期間の間に孵化しなかった卵も早めに処理するようにしたほうが良いです。

孵化する瞬間

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産卵してから1週間ほどで透明な卵の中に黒い点のようなものが見えてきます。黒い点が見えたら、成長が順調である証拠です。黒い点は、稚魚の目でその後しだいに稚魚の体が出来てきます。その時に注意すべきなのが、卵があまり見えないからと卵を触ることや、水中から出すことはしないようにしましょう。そして、約5mmほどの稚魚が卵の袋を破って出てきます。生まれたばかりの稚魚は壁などに張り付いたまま動かないことがあります。これは、水の流れなどで流されないようにしているので、心配することはありません。

稚魚のエサ

生後2〜3日

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稚魚にあげるエサについての説明をしていきます。生後2〜3日の間は、特に稚魚に餌を上げるようなことはしなくて大丈です。金魚の稚魚には、腹部の辺りに栄養が詰まった卵嚢(らんのう)がついているので、生後すぐは食べなくても平気なので大丈夫です。

生後3日後から

いよいよ稚魚にエサをあげなくてはいけないのですが、なんのエサをあげるべきなのかは下の項目で説明していきますので、そちらをご覧下さい。生後3日目からエサをあげるのですが、稚魚が大きくなっていき一般的に販売されている金魚用のエサを食べるまでに早くて一ヶ月ほどはかかりますので、その間は栄養価の高いエサをあげるのをオススメします。

稚魚のエサの種類

金魚の稚魚にあげるエサと言ってもたくさんの種類がありますし、各生産者の方や個人の方によっても稚魚にあげるエサというものは違いますし、稚魚の頃にどのようなエサを食べているかによって、その後金魚がどのようになっていくのかがある程度決まっていくといっても過言ではないほど重要なことです。生後1ヶ月〜2ヶ月ぐらいの期間までは栄養価が高いエサをあげるように心がけてください。この期間中は、金魚が成長する期間の中でも一番成長する期間ですのでその間に栄養価が高いエサをあげておくことをオススメします。さっそく稚魚にあげるエサの中から代表的な3種類を説明していきます。

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ミジンコ

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ミジンコは昔から一番使用されているエサの代表格です。稚魚のころにはできるだけ栄養価が高い物がいいので、ミジンコ生きているものをあげる方もいますが、ミジンコをいちから孵化させてエサとして使用するためには時間と手間が非常に掛かるので、最近は乾燥のミジンコをあげる方が増えてきています。乾燥のミジンコは観賞魚の専門店などで買うことが出来ます。ミジンコをエサとして使用する場合は、近くの観賞魚の専門店などで乾燥のミジンコを置いているのかを聞いておくのが良いでしょう。

ブラインシュリンプ

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最近では、ブラインシュリンプの方が、ミジンコに比べて一般的になってきています。ミジンコに比べて、孵化に要する時間や手間が少なく慣れれば非常に簡単にそして確実にエサを確保することが出来ます。そして、最大の利点はブラインシュリンプを孵化させるための器具などが観賞魚の専門店などに行けば置いてあるので、初めてする方も簡単に始めることが出来ます。そして、ブラインシュリンプの場合は耐久卵を店などで購入してそれを孵化させて孵化したブラインシュリンプの幼生をエサとして使用します。

ブラインシュリンプの乾燥卵

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上記のブラインシュリンプは、卵を孵化させて孵化したブラインシュリンプの幼生をエサとして使用する方法でしたが、今回説明するのは、ブラインシュリンプの乾燥卵です。ブラインシュリンプを孵化させてエサを確保する方法は、ミジンコに比べれば簡単なのですが、常に孵化をさせておかないといけないですし、ブラインシュリンプの幼生は生きているのでエサに使用しない場合は腐っていくので、水換えなどをこまめにしておく必要があります。なので、時間がある方にはオススメなのですが、趣味の範囲でやっている方や日々仕事などで忙しい方などにはやはり難しい方法ではあります。ですので、近年このような人でも手軽に入手することができて、さらに栄養価の高いエサとしてブラインシュリンプの卵を乾燥させてさらに栄養価が高い卵黄の部分だけを取り出したエサが人気になってきています。卵自体は、乾燥させた状態で売られているので、卵自体も長持ちしますし、持ち帰ったらすぐに使えますので時間がない方には特におすすめです。

産卵に使用した水草

産卵に使用した水草などは、卵が孵化してから3日ほどして、卵嚢にあった栄養を吸収し終わると壁などに張り付いていた状態から自分たちで餌を探し始めます。その際に、水草などに付いていた稚魚なども一緒に藻離れ(もばなれ)して泳ぎ出します。泳ぎ出したら、産卵に使用した水草などは、塩素などぬいた水で、水草の表面を手で軽く撫でるようにして、卵の殻の残骸などを取ってあげた後は、また産卵用に使用しても大丈夫です。

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稚魚の選別

大量に生まれた稚魚をすべて育てるというのはとても難しいので、選別をするのですがとても難しく時間が掛かりますので今回は最低限選別した方がいい金魚の特徴を説明していきます。一つ目は、背骨なので部位が曲がっていないかどうかです。背骨などが曲がっていると、死ぬ可能性も非常に高いですし、見た目が悪いので特にこだわりがなければ省いたほうが良いです。二つ目は、胸ビレなどの部分が片方だけ異常に短い場合や長い場合です。ヒレなどが、左右以上に差があると、体のバランスを崩して水中でクルクル回ってしまいその後死ぬ可能性が高いです。この2つの点は、ある程度見分けがつくので注意してみてもし該当する稚魚がいたら省くことをオススメします。

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稚魚を育てる注意点

金魚の稚魚を、育てる上で注意しておくべきなのは、いつ死ぬのかわからないことです。ついさっきまで良かったのに、急に体調が悪くなることが日常茶飯事であると思っておくようにしましょう。死んでしまっても、あまり気を落とさないようにすることが大切です。そして、稚魚に使用するエアーにも注意しておいて下さい。泡が大きいと稚魚の体に泡が当たると稚魚が骨折することがあるので、できるだけ泡は細かくして使用するようにしましょう。金魚の稚魚は、最低でも半年間は気を抜けないですが肩の力を抜いて挑戦しないともちませんので程々によって下さい。

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