松かさ病の原因と対策

松かさ病は、金魚の鱗が逆立つ症状を引き起こす病気です。重症になると完治するのが難しい病気ですので、早期の処置が必要になってきます。今回は、そんな松かさ病の原因と対策を詳しく説明していきます。

松かさ病とは

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松かさ病は、金魚の鱗が逆立ち重症になると全身の鱗が松かさ状になることから松かさ病と呼ばれています。体の各部位に出血を伴うことが多く、食欲不振、腹部膨満、眼球突出などの赤斑病と共通する症状も見られます。年間を通じて発生しますが水温が低い時、特に春に発生しやすいです。散発的に発生することが多く、伝染性は低いですが、水質が悪化した状態の時は病気が多発することもあります。

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松かさ病の原因

松かさ病の原因は、運動性エロモナス・ハイドロフィラーによって引き起こされます。運動性エロモナス・ハイドロフィラーは、比較的低温を好む傾向があります。ですので、松かさ病が発症する時期は、春と秋が一番多いです。通常水中に存在しているエロモナス菌の病原性はあまり強いものではありません。なので、松かさ病になる金魚は金魚の方に何か原因がありそれによって免疫力などが低下して病気に罹ることが多いです。

松かさ病の症状

初期症状

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松かさ病の初期症状は、鱗を包む鱗嚢(りんのう)に水が溜まり鱗が逆立ち始めます。その後、体全体に鱗の逆立ちが広がっていきます。他にも、ヒレ・尾びれ・口に潰瘍などがでて来る場合があります。

末期症状

松かさ病の末期になると、体全部の鱗が逆立ちます。他にも腸管が充血し、腹水が貯溜している場合があります。その後、原因である運動性エロモナス・ハイドロフィラーの毒素などによって、エラの機能不全による低酸素症や内臓の疾患などが原因で死亡することもあります。また、秋頃に松かさ病に罹ってしまうと治療する際に水温が低い状況が続くと、水カビ病などの二次感染を誘発してしまい死亡してしまうケースもあります。

松かさ病の治し方

病気の金魚を別にする

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松かさ病に罹った金魚は、すぐに死ぬことなどはあまりありませんし、感染力が高い病気ではないのですが、場合によっては松かさ病に罹っている金魚が他の病気を併発してしまう場合があるので、できるだけ他の入れ物に移すほうが良いです。

水温を上げる

松かさ病を引き起こす運動性エロモナス・ハイドロフィラーは、比較的低温である環境での働きが活発なのが特徴です。なので、水温を上げてあげることによって運動性エロモナス・ハイドロフィラーの働きを鈍らせることで早く病気が治る要因になります。ですが、水温を上げるためには熱帯魚を飼う時に使用するヒーターという器具が必要になってきます。なので、ヒーターを持っていない方は他にも治す方法はあるので、無理してする必要はありません。

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塩浴による治療

塩浴は、松かさ病の治療法の中でも、もっともやりやすい方法です。塩浴のやり方は、罹っている金魚が入っている入れ物の水に、水に対して0.5%の塩を入れます。正直これだけです。できれば、罹っていない金魚が入っている水槽の方にも塩浴するのをオススメします。罹っていない金魚の中にもまだ発症していないだけでいつ発症してもおかしくない金魚がいるかもしれないですし、もしその金魚が発症したら元も子もないので前もっと処置することをオススメします。

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薬浴による治療

塩浴よりももっと早く病気を治したい方や確実に治したい方は薬浴をするようにしましょう。松かさ病に効く専用の薬を使用して治療してしていく方法です。塩浴と薬浴を並行でやっていくことも可能です。松かさ病に効果がある薬は、「グリーンFゴールドリキッド」や「エルバージュエース」などがあります。

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松かさ病の対策

水温が低い時

松かさ病は、水温が低い時になることが多いので、水温が低いときには注意してみておくことが重要になってきます。また、昼は水温が高く夜に水温が低い場合には、他の病気になることもあるので特に注意しておくことが大切です。

新しく金魚を入れる時

新しく金魚を購入した際に、新入りの金魚は住む環境がガラリと変わるのでとてもストレスがかかっている状況です。そういう状況は、松かさ病に罹りやすい状況でもあります。ですので、1週間から10日ほどバケツなど他の入れ物で様子を見てから他の金魚と飼うことをおすすめします。ですがもし、新しく金魚を購入されてすぐに他の金魚を飼おうと考えている場合には、塩浴などして病原菌の量を減少させておくことで松かさ病や他の病気に罹るリスクを少なくする事ができます。

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