アリゲーターガーの特徴と飼い方

アリゲーターガーは、北アメリカにあるアメリカ合衆国のミシシッピ川が原産でガー目ガー科アトラクトステウス属の熱帯魚で、細長い体と口先の突出し細長い両顎や口の中に鋭い歯を持つ熱帯魚になります。今回は、そんなアリゲーターガーの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

アリゲーターガーとは

アリゲーターガーは、ガー目ガー科アトラクトステウス属の熱帯魚になります。アリゲーターガーの原産地は、北アメリカにあるアメリカ合衆国のミシシッピ川になります。アリゲーターガーは、ガー属特有の細長い体と口先の突出し細長い両顎を持っています。また、口の中に鋭い歯を持っており、その口を開いた状態がワ二と似ていることから、名前に「アリゲーター」が入っています。アリゲーターガーの体表は、ガノイン鱗（硬鱗）で覆われており刃物などでも貫くのが難しいほどの強度を誇ります。アリゲーターガーと聞くと獰猛であると思う方も少なくないですが、原産地であるアメリカのテキサス州などで「アリゲーターガーが人を襲った」という証言は無いに等しいです。アリゲーターガーは、浮き袋に毛細血管が張り巡らされているので空気呼吸が可能です。アリゲーターガーを含めたガー属に属する品種は、特定外来生物に含まれたことによって、2018年（平成30年）4月に輸入、販売、飼育が禁じられました。ただし、禁止になる前にスポッテッドガーをペットとして購入して飼育されている方は、申請し許可が下りれば飼育持続は可能になっています。

アリゲーターガーの飼い方

アリゲーターガーの寿命は、約25〜50年（オスが約25年、メスが約50年）になります。また、体の大きさは約250〜350cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば6.0～7.0を特に好みます。アリゲーターガーは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずアリゲーターガーの性格は、大人しい性格になります。ただし、アリゲーターガーよりもサイズが小さい種類と混泳させてしまうとエサと認識して食べられることがあるので注意が必要になります。アリゲーターガーと混泳させるのにオススメなのが、アロワナなどの大型魚になります。

産卵についてのポイント

アリゲーターガーを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。ただし、アリゲーターガーの繁殖例が少ないので、繁殖させる際にはそういう面において難易度は高めになります。

アリゲーターガーを飼う際の注意点

アリゲーターガーは、細長い体と口先の突出し細長い両顎やとても硬い鱗を持っていることなどから古代種の中でも人気が高い品種になります。アリゲーターガーを飼育する場合には、アリゲーターガーの寿命が約40〜50年程あることを知っておく必要があります。例えば、20歳で飼育を始めても70歳ぐらいまで生きる可能性がある事になります。また、体長が3m以上になる場合があるので、飼育する場所を最低でも3m以上の物を用意する必要があります。そのようなことを、知らずに飼育を始めて思っていた事と違うからと河川に放流などをしたことにより元々生息していた在来種の縄張りを奪う形になり、生態系のバランスが崩れる原因になっています。そのようなことから、2018年（平成30年）4月に特定外来生物として販売などが出来なくなりました。現在、出回っているものは日本で繁殖している個体になります。アリゲーターガーは、細長いと両顎など特徴的な見た目をしています。もし、アリゲーターガーに興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。