水合わせの仕方と注意点

金魚を購入してすぐに病気にかかって死んでしまう事があります。その原因はもしかしたら購入後の対応が間違っていたのかもしれません。新しい環境に変わった瞬間が金魚にとって最も危ないときです。今回は、水合わせの仕方について説明していきたいと思います。

水合わせとは

金魚を専門店などから購入して、自宅などの水槽・鉢などに金魚を入れる際に間違った方法をしてしまうと、入れて数日ほどすると金魚が体調を崩し病気や最悪死んでしまう原因になってしまうことがあります。最初の対策をしっかりすることができれば初心者の人でも初期の頃に金魚が病気などにかかるリスクを少なくするができますのでぜひ知っていてほしいです。購入されてから、水槽などで金魚を泳がせるまでに水合わせをするのですが、細分化すると三つの手順に分けることができます。

1、水温を合わせる
2、水質を合わせる
3、病気のリスクを減らす

一つ目の、「水温を合わせる」ことについては、人間も気温の寒暖差が激しい時期(春・秋)は風邪を引きやすくなります。金魚も、水温の差が激しいと体調を崩しやすくなります。そのためにも、水温をできるだけ合わせることが重要になってきます。

・水温を合わせる

二つ目の、「水質を合わせる」ことについては、人間も急に環境が大きく変わる(転勤・転校など)と体の調子が万全ではなくなることがあります。金魚も、水質が急に変わると体調が悪くなり病気に罹る場合などがあります。ですので、水質を合わせることが重要になってきます。

・水質を合わせる

三つ目の、「病気のリスクを減らす」ことについては、人間もいくら風邪にかからないように対策(マスクをつける等)を講じていたとしても病気をすることがあります。なので、金魚も一つ目と二つ目の対策を講じたとしても、病気に罹ることはあるので塩を入れるなどして病原菌自体を少なくしておくことが重要です。

・病気のリスクを減らす

水合わせの方法

水温を合わせる方法

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専門店などから金魚などを購入された際に袋などに入れてもらいますが、金魚をいれる水槽に袋の状態で約30分〜1時間程度浮かばせるようにしてください。その際に、袋の口をゴムやヒモなどで縛っている場合がほとんどなので縛ったまま浮かすのがポイントになります。まずは、水温を合わせるだけなので袋の中の水の水温と新しく金魚が住む場所の水温を慣らしていくことが最も重要なことになります。場合によって、袋の中の水と水槽などの水温が5℃以上違う場合には、バケツや桶など他の入れ物に入れて水温を5℃以内にした水を作りそこで一度中間地点を作り水槽などの水に慣らしていくようにしましょう。もし、水温計などを持っていない方で一度中間地点を作るべきか悩んでいる方などは、購入してきた金魚が入っている袋の表面を触ってもらい、その後水槽などの水を触ってもらい感覚的に差があると思った場合には中間地点を作る方法を採用してみると良いです。

水質を合わせる方法

水温に慣れてきたら、次は水質を慣らしていきます。水質を慣らせるために、袋の口を開け袋の中の水と水槽の水をゆっくり混ざっていくように上記で説明した「水温を合わせる方法」と同じように水面に袋を浮かべせておきます。その後、約30分〜1時間程度してくると袋の中にいる金魚が袋の口の部分で袋の外に出たり出なかったりを繰り返している行動をし始めます。そのような行動をし始めたら袋を、ゆっくりと水槽から出してもいいという合図になります。心配な方は、金魚が完璧に袋から出たのを確認してから袋を水槽から出してもらっても大丈夫です。
他のサイトや書籍などの中には、「袋の水を入れないようにしてください」と書いてある場合があります。理由としては、袋の中の水には病原菌が含まれているからです。当サイトでは、袋の水は入れることを推奨します。なぜなら購入された金魚が、袋に入っている段階で金魚が生きている水(袋の中の水)を安易に捨てて新規の水(水槽の水)に入れ替えるのは、金魚への負担が大きいからです。できるだけ新しい環境になれるまでは負担を少なくしておくのがいいからです。もし、袋の中の水を入れるべきか入れないでおくべきかで迷っている方は、購入された金魚が入っていた水槽の水が悪そうな場合や他の金魚が何かしらの病気にかかっている場合や体調が優れない金魚が見受けられた場合には袋の中の水を入れないのをおすすめします。最終的には飼う方が臨機応変に判断する部分になってしまいます。

病気のリスクを減らす方法

購入してきた金魚を、水槽などで泳がせてるために上記の2つをしてきたのですが、稀に金魚の中には新しい環境になれるまでに時間がかかる個体や新しい環境が合っていない個体などさまざまな要因により金魚にストレスが掛かり病気になる金魚が出てきます。ですので、新規の金魚を入れる際には塩浴などを行い、水の中にいる病原菌の数を減らし病気になるリスクを減らすようにしましょう。塩浴の方法は、下記のページに詳しく書いていますのでそちらを見てください。

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水合わせ後の注意点

水合わせをしてから1〜3日ほどは、エサをあげることを控えるようにしてください。新しい環境に、慣れていない状況では内臓の働きなどが万全な状態とは、ほど遠い状況の場合があるのでそのような時にエサをあげてしまうとエサを食べた金魚は体調を崩してしまい、それと同時に免疫力が落ちるので様々な病気にかかりやすい状態になってしまうので水合わせをした後の、エサやりは数日の猶予を持つようにしてください。金魚自体は、エサを食べなくても数日は全く心配しなくても大丈夫な体の構造をしているので金魚のためを思うのであればエサを控えるようにしてください。

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