オスカーの特徴と飼い方

オスカーは、南アメリカのコロンビアやベネズエラやブラジルなどが原産でスズキ目シクリッド科アストロノタス属の熱帯魚で、黒色を基調に尾ビレや背ビレのつけ根部分に鮮やかな赤色で縁取られた目玉のような模様を持つ熱帯魚になります。今回は、そんなオスカーの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

オスカーとは

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オスカーは、スズキ目シクリッド(キクラ、カワスズメ)科アストロノタス属の熱帯魚になります。オスカーの原産地は、南アメリカのコロンビアやベネズエラやブラジルなどの広範囲になります。オスカーの体色は、黒色を基調に尾ビレや背ビレのつけ根部分に鮮やかな赤色で縁取られた目玉のような模様があります。この目玉の模様は、自然界で生きていく上で目玉(頭部)を狙って襲ってくる鳥やピラニアなどの敵から頭部を守るためにある知恵になります。オスカーのヒレは、背ビレ、尾ビレ、尻ビレが隙間なく隣接しています。これを、離れて見ると扇型に見えます。扇形になっていることで、水中を高速で移動することが難しくなった代わりに、細やかな動きで流木や岩場など入り組んだ場所を泳ぐことが出来るようなっています。オスカーは、「アストロノータス」という別名を持っており、専門店などによってはアストロノータスで表記してあることもあります。

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オスカーの飼い方

オスカーは、飼育するのが簡単な品種になります。オスカーの寿命は、約5〜15年になります。また、体の大きさは約30〜40cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば6.5~8.0を特に好みます。オスカーは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

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混泳させる際のポイント

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混泳について、まずオスカーの性格は、攻撃的な性格になります。シクリッド科の中でもトップクラスの攻撃性を持ち雑食なので、オスカーよりも小さい個体や同じ大きさの個体を混泳させると捕食される可能性が高いです。そのため、オスカーを飼育する際には単独飼いする方が多いです。どうしてもオスカーと混泳させたい方は、プレコなどの遊泳する場所が違う種類であれば混泳させる事が可能です。ただし、うまく混泳出来てもいつケンカするか分からないので、常に注意する必要があります。

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産卵についてのポイント

オスカーを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。オスカーは、しっかりと成熟したオス・メスが入っていると自然と繁殖してくれる種類になります。オスカーのオス・メスの見分け方は、オスの方が模様や色味が派手です。また、オスの方が体の大きさも大きい傾向にあります。メスは、逆に地味な個体が多いです。オスとメスが水槽にいることを確認したら、環境を整えていきます。オスカーは、岩場や流木に卵を産み付けるので流木などを入れておくのをオススメします。もし流木などを入れていなかった場合には、砂利などを入れていない水槽(ベアタンク)であれば水槽の水底のガラス面に産み付ける場合もあります。オスカーは、1回の産卵で200~400程度の卵を産み付けます。産みつけたばかりの卵は白色をしていて、時間が経過していくと黄色に変化していきます。孵化した稚魚にはブラインシュリンプを与えれば問題なく飼育することが出来ます。オスカーを繁殖させる上で注意してほしいのは、孵化した後稚魚が大量に生まれて育てきれないからと言って、川などに放流することだけは絶対にしないでください。世界的にも、放流された個体が繁殖して在来種を脅かす存在になり、人間のせいで生態系が壊れていっています。もし、育てきれないと判断した場合には捨てるようにしてください。

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オスカーを飼う際の注意点

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オスカーは、飼育のしやすい点などから昔から人気がある品種になります。ただし、大きくなる点や攻撃性があることから飼育し始めてからすぐに手放す方が少なくありません。オスカーは、雑食であることからエサに関してこだわることなく食べてくれます。オスカーを飼育している方は、オスカーの捕食するのが好きでわざと生き餌をあげる方もいます。ただし、生き餌を与える際には、別途生き餌を飼育しておく水槽などを用意しないといけないので注意が必要です。オスカーは、昔から親しまれて品種になるので、もし興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。

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