ダトニオイデスの特徴と飼い方

ダトニオイデスは、東南アジアにあるインドネシアのボルネオ島・スマトラ島・バンカ島が原産でスズキ目ダトニオイデス科ダトニオイデス属の熱帯魚で、黄色や銀を基調として数本の黒い縞模様を持つ熱帯魚になります。今回は、そんなダトニオイデスの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

ダトニオイデスとは

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ダトニオイデスは、スズキ目ダトニオイデス科ダトニオイデス属の熱帯魚になります。ダトニオイデスの原産地は、東南アジアにあるインドネシア共和国のボルネオ島・スマトラ島・バンカ島になります。
ダトニオイデスは、植生が多い湿地・水没林・マングローブの環境を好んで生息しています。ダトニオイデスの体色は、黄色や銀を基調として数本の黒い縞模様が入っており、それがトラに見えることから「タイガーフィッシュ」としても知られてます。ダトニオイデスは、体高が高く縦に扁平しており、口が大きく下顎が前に突き出ています。ダトニオイデスは、一般的に「ダトニオ」と略されて呼ばれる事が多く、専門店などでも「ダトニオ」として表記してある事が多いです。

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ダトニオイデスの飼い方

ダトニオイデスの寿命は、約10〜13年になります。また、体の大きさは約35〜55cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱アルカリ性から中性を好み、pHであれば7.0~8.0を特に好みます。ダトニオイデスは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

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ダトニオイデスの種類

シャム・タイガー

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シャム・タイガーは、ダトニオイデスの中でも古くから人気がある種類になります。そのため、ダトニオイデスといえばシャム・タイガーを想像する人も少なくありません。シャム・タイガーは、明るい黄色の肌に太い6本の縞模様が入っているのが特徴的です。流通しているシャム・タイガーは、カンボジア産の個体が多いです。カンボジア産の個体は、縞模様の縁がはっきりと出ており、背びれの棘の部分に縞模様が入っていることが特徴的です。なので、他の産地と区別化するために「カンボジア・タイガー」として販売されている事が多いです。また、体長が約60cmほどとダトニオイデスの中では大型の方に入ります。

ボルネオ・タイガー

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ボルネオ・タイガーは、ボルネオ産の個体を指します。ボルネオ産の個体の特徴は、シャム・タイガーよりも1本多く縞模様が入っており、全部で7本の縞模様があります。そのためボルネオ・タイガーは、「ダトニオ・プラスワン」として表記されることが多いです。また、体長が約40cmほどとダトニオイデスの中では中型の方に入ります。

スマトラ・タイガー

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スマトラ・タイガーは、スマトラ産の個体を指します。スマトラ産の個体の特徴は、ボルネオ・タイガーと同じく全部で7本の縞模様があるのですが、4番目の縞模様が薄く一見シャム・タイガーと同じ6本に見えるのが特徴になります。そのためスマトラ・タイガーは、「ダトニオ・リアルバンド」として表記されることが多いです。また、体長が約40cmほどとダトニオイデスの中では中型の方に入ります。

混泳させる際のポイント

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混泳について、まずダトニオイデスの性格は、攻撃的な性格になります。ただし、攻撃的になるのはダトニオイデス同士を混泳させた時になります。そのため、他の種類に対しては無関心の事が多い傾向にあります。ダトニオイデスと混泳させるのにオススメなのが、アロワナなどの大型魚になります。ダトニオイデスは、基本雑食性ですが肉食性が強いので小型の種類と混泳させてしまうとエサと認識して食べられることがあるので注意が必要になります。

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産卵についてのポイント

ダトニオイデスを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。ただし、ダトニオイデスの繁殖は、あまり難しくないようですが繁殖例が少ないので、繁殖させる際にはそういう面においては難易度は高めになります。

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ダトニオイデスを飼う際の注意点

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ダトニオイデスは、黄色と黒色の縞模様である事などから人気がある品種になります。ダトニオイデスは、成長が遅い種類になり30cm台になるのに数年かかる場合もあります。そのため、サイズが大きい個体は数が少なく値段が高騰しやすい傾向にあります。ダトニオイデスを飼育する上で注意しなければいけないのが、「体色黒化現象(黒化)」です。黒化は、名前の通り体の一部または全体が黒くなっていく現象のことを指します。ダトニオイデスの場合は、黄色と黒い縞模様が特徴ですが黄色部分が黒くなっていく事で縞模様ではなくなっていきます。黒化を予防するためには、最適な環境を作る必要があります。まず、ダトニオイデスがキレイに発色している状況は、緊張感(威嚇や興奮)を持った状況になります。つまり、緊張感を持った環境を人工的に作ってあげることで黒化を予防することが出来ます。ダトニオイデスが、一番緊張する環境は、他の品種と混泳させている状況になります。ただし、混泳させる種類によっては緊張を持たない場合があるので、ダトニオイデスと同じかそれ以上のサイズの個体を入れると緊張が高まります。混泳などが出来ない方は、ダトニオイデスの水槽の環境をこまめに変えるだけでも予防になります。光の当たる場所や光の量、あと水槽周りに貼るフィルムの色などは比較的簡単に出来るのでオススメです。ダトニオイデスは、目立つ体色と重厚感のある体格を持っています。もし、ダトニオイデスに興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。

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