オヤニラミの特徴と飼い方

オヤニラミは、日本の淀川・由良川より西側の近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部に生息しているスズキ目ケツギョ科オヤニラミ属で、エラ蓋の後ろ側にある目玉のような模様があり体の側面には6本前後の横縞を持った川魚になります。また場所によっては絶滅危惧になっている種類になります。今回は、そんなオヤニラミの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

オヤニラミとは

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オヤニラミは、スズキ目ケツギョ科オヤニラミ属に属しています。オヤニラミの生息地は、日本の淀川・由良川より西側の近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部になります。また場所によっては絶滅危惧になっている種類になります。オヤニラミは、体型は側扁しており体高が高いです。オヤニラミの体色は、エラ蓋の後ろ側にある目玉のような模様(眼状紋)があるのが特徴的です。眼状紋は、オヤニラミ自体の眼よりもやや大きくて大変目立ちます。眼状紋がある理由として、大きな魚に狙われないようにする対策としての役割があるとされています。また体の側面には6本前後の横縞があります。場所によっては、ヨツメと呼ぶ場合もあります。

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オヤニラミの飼い方

オヤニラミは、飼育の仕方さえ知っていれば飼育は簡単な種類になります。カワバタモロコの寿命は、約4〜5年になります。また、体の大きさは約8〜12cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱アルカリ性から中性を好み、pHであれば7.0~8.0を特に好みます。水温は、15~28℃の間であれば生きることが出来ます。

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混泳させる際のポイント

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混泳について、まずオヤニラミの性格は、気性が荒い性格になります。そのため口に入るサイズの個体と混泳させてしまうと食べられてしまう場合があるので注意が必要になります。タナゴなど水中を泳ぎ回る種類、ドジョウやヨシノボリなど水底で生活する種類などと混泳させるのがオススメです。また混泳させる個体が縄張り意思が強い種類や追いかける種類であればオヤニラミがストレスで弱ってしまう場合があるので注意が必要です。もし混泳させるのが心配な方は、水草などの水生植物を多めに入れて隠れ場所を作るなど工夫してあげるのをオススメします。

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産卵についてのポイント

オヤニラミを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。カワバタモロコは、自然界であれば4〜9月頃産卵します。産卵の時期になると、オスは体色が赤や青といった模様が際立つようになります。メスは腹部に丸みを帯びてきます。成熟したオス・メスがいる場合には、ススキやササなどの茎や葉の水中に沈んだ部分を利用して産卵床を作ります。しかしこの方法は自然の河川に生息している個体はしますが、水槽で飼育する場合には難しい部分があります。そのため土管や塩ビのパイプなどを水槽に入れておくと、そこを産卵床にしてくれる可能性が高いのでオススメです。オヤニラミは、基本的にオスが卵や稚魚を守ります。この時期のオスは通常時以上に気性が荒く縄張り意識が強いので、注意が必要です。産卵したメスもオスの攻撃対象になる事があるので、別の水槽に移動することをオススメします。

オヤニラミを飼う際の注意点

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オヤニラミは、エラ蓋の後ろ側にある目玉のような模様を持った川魚になります。また場所によっては絶滅危惧になっている種類になっています。オヤニラミは肉食ですが水槽で飼育する場合は市販で販売されている肉食魚用のエサなど利用するのが安心です。オヤニラミは産卵時に非常に攻撃的になるので注意が必要です。卵や稚魚を守るために、親がにらみを効かす事からオヤニラミと名付けられました。昔ながらの日本の生態系を考える上では、必要不可欠な存在なので教育の面においても重要な川魚になります。もしオヤニラミに興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。

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