金魚を飼育していると死んでしまうことがあります。なにが死因なのかを知ることで次に活かすことが出来ます。そのために、飼育期間が重要になってきます。今回は、飼育期間別の死因についての説明をしていきたいと思います。
金魚の死因について
金魚を飼育していると死んでしまうことがあります。人間もいつかは死んでしまうので死んでしまうことが問題というわけではないのですが、なぜ死んでしまったのかという原因については知っているに越した事はありません。次、同じような状況になったときに解決策を知っているのと知らないのでは全く精神面の状況が変わってきます。ただし、初めての方やまだ飼い始めて日が立たない方は、どういうところを見ればいいのかわからないこともあります。その一つの指標となるのが、金魚を飼い始めてから死ぬまでの期間から見る方法です。つまりは、飼育する方が飼育していた日数という事になります。この期間を知ることで、主にどういう原因で死んだのかがわかってきます。また、原因がわかれば解決策も必然とわかってきますので今回は期間別の死因と解決策について説明してきます。
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長生きの期間
今回、期間別の死因について説明していくのですが、その前に一般的に飼育している金魚がどのくらいの期間生きることが出来たら長生きに入るか知っていますか?正解は「2年」と言われています。当然、それ以上生きている金魚はたくさんいますし、珍しいことではないのですが2年以上生きらせる事ができれば長生きになります。ただし、ここで注意点なのですが二歳以上の金魚が長生きだというわけではありません。あくまでもここで言う長生きとは、専門店などから購入して飼育者が2年以上生きらせることが出来た金魚のことを指します。例えば、二歳の金魚を購入した場合には四歳になったら長生きということになるわけです。なぜ2年が長生きのラインになっているかというと、金魚はよく病気などになる確率が他の観賞魚に比べて高い傾向にあります。また、2年というと四季を2回超えていることになるのである程度安心できる期間だということから2年という期間が境になっています。ただし2年以上生きたからすぐに死ぬということで全く無く、むしろ2年以上生きらせることが出来たら安心してもいいよというサインになります。金魚自体は、10年以上生きる生き物なので2年が寿命いうわけではないので安心してください。
短期間での死因
0〜7日間
専門店などから購入してから一週間以内に死んでしまった場合には、購入してくる時に弱っていた可能性が一つです。例えば、病気が治った直前や温度の変化に対応が遅れたなど原因はいくつかありますが、弱った金魚を連れて帰ると環境が変わる状況に耐えることが出来ずに死んでしまうことが多いです。対策としては、まず弱った金魚を購入しないようにすることが大切になります。そのために、購入するときに気に入った金魚がいたら少し様子を見て、フラフラしていないか・極度に痩せていないか・泳ぎ方に違和感がないかなどを確認してください。もし不安な方は、店員さんに質問してみるのも一つです。また、病気の金魚は特別な理由がない限り購入を控えるようにしてください。特に、「白点病」や「尾ぐされ病」などの病気には要注意です。白点病などは、感染力が強いので知らずに購入してしまうと持ち帰ってから現在飼育している金魚に移る可能性が高いので白点病に感染しているのを見つけたら控えるようにしてください。
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7〜30日間
1週間から1ヶ月の間に死んでしまった場合には、水質に合わない場合やエサなどのあげすぎなど飼育者側が原因の可能性が高くなってきます。例えば、連れて帰って来た時は元気に泳いでいたのに徐々に元気がなくなってきた場合はこれに当てはまる場合があります。この場合には、一つ一つ問題点を潰していくしか無いです。水質が合わない場合には、連れて帰ってきてからすぐにやるべき水合わせを怠ってしまう場合などに生じることがあるので、正しい方法でしっかりと水合わせをしてあげることが大切です。エサのあげ方も、あげすぎている場合には金魚が残さない量をあげるだけで大きく改善する場合があります。もしあげ過ぎているのかが、分からない方や不安な方は金魚が食べて終わるのを確認できる量のみをあげるようにするだけでも大丈夫です。飼育者が原因の場合には、本人が改善しない限り解決策がないので不安な方は自分がやっている方法が正しいのかを、当サイトでもいいですし金魚を購入した専門店の店員さんに聞いてみるなど客観的な意見を求めるだけでも大きく改善しますのでぜひ聞いてみてください。
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中期間での死因
1〜12ヶ月
1〜12ヶ月に期間に死んでしまった場合には、季節ごとの問題点が出てきます。日本には四季がありますので、その季節ごとに注意すべき問題点が違ってきます。例えば、夏であれば気温が高くなる季節なので、それによって水温も高くなってきます。水温が高くなると金魚の動きが活発になり、それにより食欲が促進され食べる量も増えていきます。そこで、食べるからと大量にあげてしまい引き起こされる食べ残しや、糞などによる水質の悪化に気づくのが遅れてしまうと病気や消化不良などにより死んでしまう要因になってしまうので、しっかり水換えをする頻度を考えて、それを踏まえてエサの量も考えるようにしてください。このように、季節ごとに発生する問題は変わってくるので飼っている季節に応じた対策をとるようにするとしてください。
長期間での死因
1〜2年
1〜2年の期間に死んでしまった場合には、新規で入れた金魚などが罹っていた病気が移るなど上記の期間に入れた他の金魚が原因の可能性が高くなってきます。水質や飼育環境などが大きく変わらない限りは、体調を崩すリスクも少しずつ減少してくるので、これまでに行ってきたことを続けていくだけでも大丈夫です。もし金魚が成長して大きな水槽に移す際などにはすぐ入れるのではなくビニール袋などに今まで生活してきた水槽の水を、入れてそのビニール袋を浮かせて水合わせをしてから入れるようにするだけも大きく違います。ただし、専門店などから連れて帰ってきた時と違い酸素が注入されていないので長期間浮かすことが出来ないので、可能であればスポーツ用品店などからスポーツ用の酸素缶を購入してきて、ポリ袋などに金魚をいれてそこに酸素を注入することで長期間浮かせることが出来るのでオススメです。
2年〜
2年以上の期間が経ち死んでしまった場合には、上記の原因と同じような事が想定されます。また、5年以上生きらせることが出来た場合には、寿命などの要因も入ってくるので一概に病気などとは言えないので、新しい金魚を入れる際や環境を変える際に気を付けるようにはしてください。そして、長期間飼っている金魚が死んでしまう原因の一つが飼育者が一般的には間違っていたやり方で飼育していて周りから指摘され不安になり飼育方法を変更したことで金魚が対応できなくなり死んでしまうということです。もし指摘されても、金魚が2年以上生きてきたという事は、一般的には間違った方法であってもその金魚にとっては最適な方法であったということなので、無理に変えるのではなく金魚が生きる方法が正解なのだと自信を持って飼育してもらえれば大丈夫です。