グッピーの特徴と飼い方

グッピーは、中央アメリカや南アメリカが原産でカダヤシ目カダヤシ科グッピー属の熱帯魚で、種類によって尾びれの形や体の模様が大きく違う熱帯魚になります。今回は、そんなグッピーの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

グッピーとは

グッピーは、カダヤシ目カダヤシ科グッピー属の熱帯魚になります。グッピーの原産地は、中央アメリカや南アメリカになります。グッピーの体色は、種類により大きく異なります。各種類の詳細は、下記のリンクから見ることが出来ます。1858年頃に、イギリスの植物学者である「グッピー」によって発見され、1859年に学名がつけられた。その際に、発見者であるグッピーから名前が付けられました。グッピーには、「ニシメダカ」という和名がありますがほとんど用いられていない事もあり、当サイトでは「グッピー」の名前を使用しています。

グッピーの飼い方

グッピーは、飼育するのが簡単な品種になります。グッピーの寿命は、約1〜2年になります。また、体の大きさは約5〜6cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱アルカリ性から中性を好み、pHであれば6.5～8.0を特に好みます。グッピーは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずグッピーの性格は、温和な性格になります。そのため、一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはグッピーがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあります。グッピーと混泳させるのにオススメの品種としては、ネオンテトラなどのカラシン系やアカヒレなど小型の魚になります。中型の熱帯魚などと入れる際には、グッピーが追いかけられてケガなどをしないように、水草をいれて隠れる場所を作ってあげるなどの対策を取るようにしてください。グッピーの中には、ヒレが大きく成長する種類がいます。そのような種類は、ヒレを他の種類にボロボロにされる事がありますので、気をつけるようにしてください。

産卵についてのポイント

グッピーを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。グッピーのオス・メスの見分け方は、オスの方が模様が派手であることが多く尾びれなども大きい傾向にあります。また、オスの方には尻びれの近くに交接器官（ゴノポディウム）を持っており、メスの方はオスに比べて体全体が丸々としています。繁殖させる上で知っておくべき点としてグッピーは、胎生メダカの種類に入ります。胎生メダカとは、一般的なメダカなどのように水草などに卵を産み付けてその卵から稚魚が孵化するのではなく、メスの体内で卵を孵化させて稚魚の状態で生まれてきます。そのため、一般的に産卵時に必要な産卵床や水草などを必要としません。なので、グッピーの繁殖は簡単であると言われます。ただし、グッピーの繁殖にも難点はあります。メスの体内で孵化させるので、大人と稚魚がいつの間にか混泳してしまっている事が少なくありません。混泳させること自体は悪くないのですが、稚魚がエサを食べることが出来ない点や大人に追いかけられる可能性が高い点などから、大人と稚魚を別々に飼育してあげることをオススメします。なので、別にする方法として、メスの腹部が大きくなってきて、水槽などの底でじっとしてる場合や、逆に盛んに遊泳したりするなど普段の状態と大きく違う場合には、そのメスを稚魚専用の水槽に入れておくようにしてください。もし、大人と稚魚を混泳させて置く場合には水草などを多めに入れておき稚魚が追いかけられても逃げることが出来るようにしておいてください。

グッピーを飼う際の注意点

グッピーは、飼育しやすい点や混泳がしやすい点などからオススメの品種になります。特に、初心者の方やあまり熱帯魚に詳しくない方にオススメです。グッピーは、種類が非常に多いので色や柄によって新たな楽しみ方も出来ます。「熱帯魚飼育はグッピーに始まりグッピーに終わる」と言われるぐらい奥が深いですし、ハマる方も多い種類になります。もし、初心者の方で何を飼育するのか明確に決まってない方は、専門店などに行くと数種類以上のグッピーを置いている所がほとんどなので、一度見てみることをオススメします。