ハチェットフィッシュの特徴と飼い方

ハチェットフィッシュは、南アメリカにあるアマゾン川を含むギアナ地方が原産でカラシン目ガステロペレクス科ガステロペレクス属の熱帯魚で、縦に平たい体を持ち、胸部がアーチを描くように張り出している熱帯魚になります。今回は、そんなハチェットフィッシュの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

ハチェットフィッシュとは

ハチェットフィッシュは、カラシン目ガステロペレクス科ガステロペレクス属の熱帯魚になります。ハチェットフィッシュの原産地は、南アメリカにあるアマゾン川を含むギアナ地方になります。ハチェットフィッシュは、縦に平たい体を持ち、胸部がアーチを描くように張り出しています。この見た目が、手斧（ハチェット）のように見えることから名前が付けられました。ハチェットフィッシュは、常に水面近くで生活しており水面上を飛ぶ羽虫を捕らえたりする際に、胸びれを使って羽ばたくようにジャンプします。また水上を見やすいように潰れた頭部も特徴的です。

ハチェットフィッシュの飼い方

ハチェットフィッシュの寿命は、約3〜5年になります。また、体の大きさは約6〜8cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば5.0～7.0を特に好みます。ハチェットフィッシュは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずハチェットフィッシュの性格は、大人しい性格になります。そのため、他の品種と混泳をさせることができます。その際に、気をつけるべき点としてハチェットフィッシュと一緒に入れる品種が縄張り意識が強い場合や、攻撃的な品種である場合にはハチェットフィッシュがやられてしまい、ケガをしてしまう場合やストレスによって病気になってしまうこともあるので、もし混泳させる場合に一緒に入れる品種が攻撃的な場合には、事前に追いかけられても逃げることができるように、水草や置物などを入れるなどの対策をしておくことをオススメします。

産卵についてのポイント

ハチェットフィッシュを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。しかし、ハチェットフィッシュの繁殖は、一般的な飼育環境での繁殖例はあまりないので詳しく分からない部分が多い状況です。流通しているハチェットフィッシュは、野生の個体の他にアマゾン川で養殖された個体が輸入されている場合がほとんどになります。

ハチェットフィッシュを飼う際の注意点

ハチェットフィッシュは、胸部がアーチを描くように張り出している見た目などから密かに人気が高くなっている品種になります。ハチェットフィッシュのエサは、市販の人工餌をあげた場合に餌付きしにく事があるので赤虫やミジンコなどの生き餌をオススメします。また、ハチェットフィッシュはエサを食べる時や泳いでいる時にジャンプして飛び出す場合があるので、ガラス蓋などをのせるなどして対策をとるようにしてください。ハチェットフィッシュは、珍しい見た目とジャンプする生態を持っています。もし、ハチェットフィッシュに興味がある方は、ぜひ一度専門店などで見てみることをオススメします。