アクアリウムとは、水槽で観賞魚(金魚やメダカなど)や水草を飼育・栽培などを行うことです。人によってこだわり方や求めるものが変わってきます。今回はそんなアクアリウムを説明していきたいと思います。
アクアリウムとは
アクアリウムとは、水槽で観賞魚(金魚やメダカなど)や水草を飼育・栽培などを行うことです。個人の趣味から水族館での展示など広い意味で使われることが多いです。また、規模も小さいサイズの水槽から大型の水槽(生簀)など広い範囲を含みます。飼育する生物も金魚やメダカなどの観賞魚の他にも熱帯魚なども含まれるのでそれぞれの個性が出てくることもあり近年趣味にする方が増えています。
歴史
アクアリウムの歴史としては、2000年以上昔に中国でフナを選択的な繁殖を始め金魚が生まれました。その頃から、食料としてではなく鑑賞として面が出てきました。それから1000年後の宋王朝の時代に入り、金魚が屋内に持ち込まれて陶器の入れ物などで飼育されるようになりそれらを楽しまれるようになってきました。その後、1851年に行われたロンドン万国博覧会で展示された、鋳鉄の枠組みを持つ華麗なアクアリウムが登場したことにより徐々にポピュラーな趣味へと変わっていきました。日本では、1970年代頃から熱帯魚の飼育環境を自然の環境に近づけることが流行りました。1980年代に入ると、テレビドラマ等でインテリアの一部として登場することが増え、飼育用器具やそれらを扱う業者の拡大により愛好家の人が増えてきました。バブルの時代には、ホテルのフロントの近くや富裕層のリビングなどに熱帯魚が入った水槽を置いてありました。また、それらの管理を業者に任せることがほとんどでした。2000年代に入り、ネットが普及するのに連動して小型の熱帯魚と水草を飼育する人が増えてきました。ただし、これまでの時代に比べる個人で管理する人が増えていきました。そして、分からないことやうまく行った情報がネットのおかげで手軽に手に入るようになったことが個人が増えていった要因の一つです。そして、近年は「Instagram」や「Twitter」などのSNSが流行してからは、見栄えを重視することやインパンクトなどの観点からアクアリウムが再熱して来ており、生き物などもメダカの種類の増加に伴いきれいな品種も増えてきていることもあり、メダカを使ったアクアリウムが増えてきている傾向にあります。
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水草派のやり方
アクアリウムをする方の中には、水草をメインにする方(水草派)と生物をメインにする方(生物派)の2つに分かれます。そして、これからアクアリウムをする方はまず何をメインにするのかを考えた上でやらなければ、後々後悔する可能性が高いです。まず、水草派の場合は水草の美しさやバランスが勝負になるので、水草を美しく見せるためには成長を加速させてる必要があります。その後、ある程度成長した段階で古くなり汚くなった葉を処分するのですが、水草の成長を促すために日光(LEDでも可)と二酸化炭素が必要になります。水草は植物なので光合成をして成長するのですが、光合成をするためには光と二酸化炭素が必須になるからです。なので、水草をメインにやる方は水中の二酸化炭素濃度を増やすために二酸化炭素を水中に注入します。ここまで説明した段階で、気づいた方もいると思いますが生物が生きていく上で水中の二酸化炭素濃度が高いと酸欠で死んでしまうリスクが上がります。なので、水草派の方は生き物を極力減らすようにしています。また、生き物が入っていると水質が悪化する速度が早いので水換えをしなければいけないのですが、水換えをしてしまうとやっと根付いた水草が取れてしまうリスクが生じてしまうのも生き物をあまり入れない理由になります。
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生物派のやり方
生物派の場合は、今度観賞魚などをいれて生物で勝負することを指します。一般的には、生物派の人のほうが多いです。特にアクアリウムを突出してやる方以外は生物をメインにするほうが楽しむことができます。上記で説明したように水草をメインにすると生物を飼育するのが難しくなります。逆に、生物をメインにすると水草がおろそかになる恐れがあります。水草の成長を促す二酸化炭素が生物をメインでやる際には使用するのが難しくなるからです。また、生物をメインした場合には入れている生物が水草を食べることがあるのできれいな状態を保つのが更に難しくなります。生物を、メインにする場合には二酸化炭素ではなく水中の酸素濃度を増やす必要があります。酸素濃度が少なくなると酸欠の危険が出てきます。そうならないためにも、エアーを入れることや水草などの植物を使用して酸素の作ってもらうなどの対策をします。このようなことからアクアリウムをする際には、自分が何をメインでやりたいのかをしっかりと考えてからやるのをオススメします。
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