ピラルクの特徴と飼い方

ピラルクは、南アメリカにあるブラジルのアマゾン川が原産でアロワナ目アラパイマ科アラパイマ属の熱帯魚で、顔が縦長で平たく、尾ビレは横に平たい熱帯魚になります。ピラルクは約1億年間ほとんど姿を変えてないことから「生きた化石」としても有名です。今回は、そんなピラルクの特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。

ピラルクとは

ピラルクは、アロワナ目アラパイマ科アラパイマ属の熱帯魚になります。ピラルクの原産地は、南アメリカにあるブラジルのアマゾン川になります。ピラルクは、アラパイマ属の中でも現存する唯一の種類になります。また、ピラルクは約1億年間ほとんど姿を変えてないことから「生きた化石」としても有名です。ピラルクは、その生態や歴史から水族館などで展示されている事もあります。ピラルクの顔は縦長で平たく、尾ビレは横に平たいのが特徴的です。ピラルクは、浮き袋を肺のように使用し空気中から酸素を取り込むことが出来ます。水族館や専門店などによっては、「ピラルクー」や「アラパイマ」や「パイチェ」などの別名が表記されている場合があります。当サイトでは、一般的に使用（認知）されている「ピラルク」を使用しています。

ピラルクの飼い方

ピラルクの寿命は、約15〜20年になります。また、体の大きさは約200〜300cmになります。ただし、寿命も体の大きさも飼育する環境やエサなどによって変化します。水質は弱酸性から中性を好み、pHであれば5.5～7.0を特に好みます。ピラルクは、熱帯魚に分類されるので国内での飼育なら、冬にはヒーターが必要になります。

混泳させる際のポイント

混泳について、まずピラルクの性格は、大人しい性格になります。ただし、ピラルク自体が大きく成長する種類になるので小型〜中型の種類を入れた場合には、捕食されるので混泳は難しいです。また、大型魚になると水槽などの関係で混泳させる際にストレスが溜まる恐れがあるので、基本的にはピラルク同士の混泳をオススメします。

産卵についてのポイント

ピラルクを飼育していると繁殖させたいと思う方も少なくありません。ただし、ピラルクの繁殖は、あまり難しくないようですが繁殖例が少ないので、繁殖させる際にはそういう面においては難易度は高めになります。

ピラルクを飼う際の注意点

ピラルクは、淡水魚の中でも最大の種類になります。また、約1億年前から姿をほとんど変えてない点などから人気が高い品種になります。ただし、ピラルクは成長が速い点や最大で2~3mになる点を踏まえると一般家庭で飼育するのは非常に難しい品種になります。そのため、飼育するには最低でも3m以上の水槽に数トンの水量を入れて置かなければいけないので、費用と手間が非常にかかります。また、強力なろ過器もあった方がいいです。なので、一般的には水族館などの大型の施設で飼育していることがほとんどになってきます。ピラルクは、ワシントン条約で保護されている品種になるので、国内で流通しているものは国内で生まれた稚魚がほとんどです。ピラルクは、大きな鱗と迫力のある体を持っています。もし、ピラルクに興味がある方は、ぜひ一度水族館や専門店などで見てみることをオススメします。