体側に鮮やかな赤のラインが走り、その隣にメタリックなブルーのストライプが輝く——アフィオセミオン・ストレータムをはじめて水槽で見たとき、「こんなに綺麗な魚が熱帯魚にいるのか」と驚かれる方は少なくありません。地味めな種が多い熱帯魚の中で、このアフィオセミオンの鮮烈な色彩はひときわ目を引き、一度見たら忘れられない印象を残します。
アフィオセミオン・ストレータムは、カダヤシ目ノソブランキウス科アフィオセミオン属に分類される熱帯魚です。学名は Aphyosemion striatum(アフィオセミオン・ストリアタム)といい、「ストレータム(striatum)」とはラテン語で「縞模様のある」を意味します——その名のとおり、体側の縞模様がこの魚最大の特徴です。原産地は中央アフリカのギニア共和国・ガボン共和国で、熱帯雨林内の小川や湿地帯に生息しています。知名度こそ一部のマニアや中上級者向けの種として認識されてきましたが、飼育の基本さえ押さえれば初心者にも十分楽しめる魚です。このページでは、そんなアフィオセミオン・ストレータムの特徴と飼い方を、店頭でお客様にご説明するつもりで一つひとつ丁寧にお伝えしていきます。
この記事をまとめると
- 水温21〜25℃・弱酸性軟水(pH 6.0〜7.0)が飼育の基本。他の熱帯魚より低めの水温設定が重要
- オス同士の闘争が激しいため、混泳は隠れ場所の確保と相手選びが成否を分ける
- 産卵は底床や水草への卵の付着産卵。稚魚の保護には別水槽への隔離が有効
迷ったらこれを選べば間違いなし(水槽セット)
GEX マリーナ600BKST LED&デュアルクリーンセット ── 水槽・フィルター・LEDライトが一式揃うアフィオセミオン飼育のスタートセット
合わせて揃えたい(熱帯魚の主食フード)
Tetra テトラミン ── 世界中で支持される小型熱帯魚の定番フレークフード
What is Afio Semion Strateam?

アフィオセミオン・ストレータムの最大の見どころは、体側に走る複数の赤いドット〜ライン状の模様と、その下に輝くメタリックなブルーのストライプです。体の色合いは個体や産地系統によってやや異なりますが、全体的に青みがかった地色に赤いスポット〜縞が入り、背ビレや尾ビレにも美しい色彩が広がります。オスは特に発色が鮮やかで、メスと比べると一目でわかるほどの差があります。
体長は成魚で約5〜6cmほど。中型の小型熱帯魚として水槽内でも存在感を発揮します。もともと西アフリカの熱帯雨林に広がる小さな流れや浅い湿地に暮らしており、薄暗い林床の水の中で生きてきた魚です。そのため強い光や激しい水流よりも、落ち着いた環境を好む傾向があります。
アフィオセミオン・ストレータムの成り立ちと歴史
アフィオセミオン属(Aphyosemion)は、西・中央アフリカに広く分布するキリフィッシュ(卵生メダカ)の一大グループです。「Aphyosemion」はギリシャ語に由来し、「小さな旗を持つ魚」という意味があると言われており、ひれの美しさを表すような命名です。アフィオセミオン・ストレータムはその中でもガボン・ギニア寄りに分布し、流通量は決して多くないものの、その発色の良さからヨーロッパのキリフィッシュ愛好家の間では古くから珍重されてきた種です。
日本でのキリフィッシュブームは1970〜80年代に一度盛り上がりを見せ、アフィオセミオン属の各種が熱帯魚専門店に並んだ時代がありました。当時からアフィオセミオン・ストレータムは「アフリカのメダカ」として好事家に親しまれてきましたが、現在もその流通量は限られており、一般の熱帯魚店では常時入手が難しい、やや希少性のある種類です。そのため専門店や通販を活用するのがおすすめです。
また、アフィオセミオン属はその美しさから世界中で品種改良や産地系統の維持が行われており、キリフィッシュ(卵生メダカ)の愛好家コミュニティ(KCA=キリフィッシュ愛好家協会など)を通じた個人間の卵・個体のやり取りも活発です。本種も複数の地域型(産地系統)が存在し、細部の模様や発色に違いが見られます。こうした奥深さもアフィオセミオンの魅力のひとつです。
飼育アドバイス:専門店でなかなか見かけないからこそ、出会ったときには「これは!」と思える魚です。まずはお近くの専門店に取り寄せ可否を確認してみてください。
青みがかった銀の光をまとう小さな体、赤く染まった鼻先と尻ビレの先端——水槽に灯るその姿は、まるで夜明けの湖面を泳ぐ小さな宝石のようです。それがレッドフィンレッドノーズ(学名:Sawbwa resplendens)です。レッドフィ[…]
How to keep Afio semion Streptum
飼育の基本を押さえれば、初心者でも十分に長期飼育を楽しめる魚です。まずは基本スペックを確認したうえで、水槽・フィルター・ヒーター・エサそれぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
基本スペック一覧
| 項目 | 目安・詳細 |
|---|---|
| 学名 | Aphyosemion striatum |
| 分類 | カダヤシ目ノソブランキウス科アフィオセミオン属 |
| 原産地 | 中央アフリカ(ギニア共和国・ガボン共和国) |
| 体長 | 約5〜6cm(オスはやや大きく、メスは一回り小さい) |
| 寿命 | 約2〜3年(飼育環境・エサにより変動あり) |
| 適水温 | 21〜25℃(他の熱帯魚より低め。ヒーター必須) |
| 適pH | 6.0〜7.0(弱酸性〜中性。繁殖時は6.0前後が理想) |
| 水硬度(GH) | 2〜10°dH(軟水〜中硬水。軟水を好む) |
| 推奨水槽 | 30cm以上(ペア飼育なら30cm〜、複数飼育は45cm以上推奨) |
| filter (esp. camera) | スポンジフィルター・外掛け式(水流は弱めに設定) |
| heater | 必要(サーモスタット付きで23℃前後に設定するのがおすすめ) |
| feed | 小型熱帯魚用フレーク・顆粒・冷凍アカムシ・ブラインシュリンプなど |
| 難易度 | ★★☆☆☆(水温管理とオス同士の闘争に注意が必要) |
表に関する補足
水温について:アフィオセミオン・ストレータムが生息するギニア・ガボンの森林地帯の小川は、木陰に覆われているため水温が比較的低く保たれています。日本の一般的な熱帯魚飼育では26℃前後が標準とされることが多いですが、本種には21〜25℃という低めの水温が適しています。夏場の水温上昇には特に注意が必要で、28℃を超えると体調を崩しやすくなります。エアコン管理や冷却ファンの使用も有効です。
水硬度(GH)について:GHとは水の硬さ(カルシウムやマグネシウムの含有量)を示す指標です。アフィオセミオン・ストレータムは軟水を好むため、日本の水道水(GH 5〜10程度)はそのまま使えることが多いですが、硬水地域の場合はRO水(逆浸透膜でろ過した純水)を使用すると繁殖成功率が上がります。
水槽の選び方
アフィオセミオン・ストレータムは派手な体色とは対照的に、落ち着いた暗め・静かな環境を好む魚です。30cm水槽から飼育できますが、オス1匹+メス1〜2匹のペアで飼育するなら30〜45cmが理想的です。複数のオスを同じ水槽に入れる場合は縄張り争いが起きやすいため、45cm以上の水槽に十分な水草と流木を配置して隠れ場所を確保してください。
水槽内のレイアウトは、ウィローモス・アヌビアス・ミクロソリウムなどの陰性水草を多めに入れると自然な雰囲気に近づきます。底床は暗めの砂・ソイルが発色を引き立てるのでおすすめです。照明はあまり強くする必要はなく、むしろ落ち着いた中照度程度で十分です。蓋(フタ)は必ず用意してください——本種は飛び出しやすい魚です。
アフィオセミオン・ストレータムはもともと流れの穏やかな小川や浅い湿地に暮らしていることから、強い水流はストレスになります。フィルターの排水口は壁面に向けて水流を分散させるか、スポンジフィルターを使用して穏やかな環境を維持しましょう。
おすすめ(水槽セット)
GEX マリーナ600BKST LED&デュアルクリーンセット ── 水槽・フィルター・LEDライトが一式揃うアフィオセミオン飼育のスタートセット
60cm水槽・上部フィルター(デュアルクリーン)・LEDライトがひとまとめになったオールインワンセットです。「何を買えばいいかわからない」という初めての方が最初に手に取りやすい構成で、届いたその日から水槽の立ち上げに取り掛かれます。デュアルクリーンは物理ろ過と生物ろ過の二段階に対応しており、アフィオセミオンを複数まとめて飼育する場合も安定したろ過能力を発揮します。フィルターの排水口を壁面に向けることで水流を抑えられるのも安心なポイントです。
フィルターの選び方
アフィオセミオン・ストレータムに最も向いているフィルターはスポンジフィルターです。ろ過バクテリアの定着性が高く、水流が非常に穏やかで、繁殖を視野に入れた際にも稚魚が吸い込まれる心配がありません。特に繁殖を目指す方にはスポンジフィルターを強くおすすめします。
外掛けフィルターを使用する場合は、水流調整ダイヤルを最弱に設定し、排水口を壁面に向けるなどの工夫をしてください。上部フィルターや外部フィルターはやや水流が強くなりがちなため、本種には不向きな場合があります。
おすすめ(スポンジフィルター)
スポンジフィルター XY-380 ── アフィオセミオンの繁殖水槽にも安心のスポンジフィルター
稚魚の吸い込みリスクがなく、生物ろ過能力も高いスポンジフィルターです。エアーポンプと組み合わせて使用し、水流をほぼゼロに近い状態に保てるため、アフィオセミオンのような穏やかな環境を好む種に最適です。
How to choose a heater
アフィオセミオン・ストレータムは熱帯魚ですが、適水温が21〜25℃と他の熱帯魚より低めです。市販の26℃固定式のオートヒーターでは少し高すぎる場合があるため、サーモスタット付きのヒーターを使って23〜24℃前後に設定することをおすすめします。
夏場は水温が上がりすぎないように注意が必要で、28℃を超えると体力が落ち、病気にかかりやすくなります。室内の気温が高くなる時期は冷却ファンや水槽用クーラーの導入も検討してください。逆に冬場に水温が20℃を下回らないように、ヒーターは必ず設置してください。
おすすめ(ヒーター)
GEX AQUA HEATER セーフカバーオートヒーター ── コンセントを挿すだけで安全に水温をキープ、アフィオセミオン飼育の第一歩
コンセントを挿すだけで自動的に水温を維持してくれるヒーターです。ヒーター本体をすっぽり覆う安全カバーが付いているため、アフィオセミオンが直接ヒーターに触れてやけどするリスクを防いでくれます。温度設定の手間がなく誤操作のリスクもないため、初めてヒーターを扱う方にも安心して使っていただけます。
エサの選び方
アフィオセミオン・ストレータムは肉食性が強い魚で、動きのある生き物に非常に敏感に反応します。水面付近でエサをパクッと捕食するのが得意なため、水面に浮くフレークフードや冷凍アカムシを好みます。
基本のエサは小型熱帯魚用のフレークフードや顆粒フードで問題ありませんが、発色をよくしたいときや繁殖前の栄養補給には、冷凍アカムシ・冷凍ブラインシュリンプなどの生き餌系を週2〜3回取り入れると効果的です。生き餌のブラインシュリンプ(孵化させたもの)は稚魚の育成にも非常に有効です。
給餌量は1日1〜2回、2〜3分で食べ切れる量を目安にしてください。食べ残しは水質悪化の原因になるため、こまめに取り除くか量を調整しましょう。
おすすめ(小型熱帯魚用フード)
Tetra テトラミン ── 世界標準の小型熱帯魚用フレークフード
栄養バランスに優れた小型熱帯魚向けの定番フレークフードです。水面に浮かぶフレーク状なので、表層〜中層で採食するアフィオセミオンが食べやすい形状です。発色維持にも効果的な成分を含んでいます。
飼育アドバイス:アフィオセミオン・ストレータムは他の熱帯魚より水温設定が低めな点が一番のポイントです。夏場の水温管理さえしっかりできれば、意外と飼いやすい魚ですよ。
水槽を立ち上げたばかりの頃、ヒーターのコーナーに立ってみると種類の多さに戸惑った経験はありませんか?「オートヒーター」「サーモスタット一体型」「観賞魚用クーラー」――棚を眺めるほど、どれを選べばいいのか分からなくなってしまうものです。[…]
Points to keep in mind when mixing swimmers

アフィオセミオン・ストレータムは、オス同士の縄張り意識が非常に強く、同種オス間では激しいケンカが起こることがあるため、混泳には工夫が必要です。単純に「一緒に入れればOK」とはならない種類ですが、適切な環境と相手選びさえできれば、美しいコミュニティタンクを実現できます。
他の種類と混泳させる場合は、エサの競合にも注意が必要です。アフィオセミオン・ストレータムは水温が他の熱帯魚より低めを好むため、同じ水温帯を好む種類との組み合わせが重要になります。なお、小さな魚(1〜2cm以下の稚魚・ミジンコサイズ)は捕食対象になる場合があります。
混泳に向いている種
- コリドラス(底物系のため縄張り争いが起きにくい)
- ミクロラスボラ・ハナビなど小型ラスボラ系(温和で水温帯も合う)
- オトシンクルス(温和・底面コケ取り役として相性良好)
- ヤマトヌマエビ・ミナミヌマエビ(成体は捕食リスク低め。稚エビは注意)
- 同種のメス(オス1匹に対してメス2匹前後の比率が理想的)
要注意の種
- アフィオセミオン同士のオス複数(激しいケンカになる可能性大)
- 縄張り意識の強いシクリッド系(ラミレジィ・アピストグラマなど)
- 26℃以上を好む熱帯魚(水温帯のズレが双方にストレスを与える)
混泳を避けたほうがいい種
- 大型魚・肉食性の魚(アフィオセミオンが捕食される危険あり)
- グッピー・プラティなど派手なひれを持つ魚(ひれかじりの被害に遭う場合がある)
- 1〜2cm以下の超小型魚・稚魚(捕食されるリスクがある)
飼育アドバイス:オス同士のケンカは想像以上に激しくなることがあります。まずはオス1匹+メス1〜2匹のシンプルなペア飼育からスタートするのが一番安心です。
夜空に散らばる星のように、ダークブルーの体を淡い黄色い斑点が彩る——そんな幻想的な美しさで、一度見たら忘れられない魚がいます。その名もミクロラスボラ・ハナビ(花火)。名前の通り、まるで夜の花火が水中に咲いたような見た目は、水槽の前に立ち尽く[…]
Points about spawning
産卵のタイミングとオス・メスの見分け方
アフィオセミオン・ストレータムのオスとメスの見分けは非常に簡単で、オスは体側に鮮やかな赤いラインとメタリックブルーが発色しているのに対し、メスは地味な茶褐色〜黄褐色で縞模様も控えめです。成熟したオスが盛んにメスを追いかけるようになったら産卵のサインです。水温をやや下げる(21〜22℃程度)と繁殖行動が活発になることがあります。
アフィオセミオン・ストレータムは「植物性基質産卵魚」と呼ばれるタイプで、水草の葉の上や根本・底床(ソイルや細かい砂)に卵を1粒ずつ産みつけます。産卵床としてはウィローモスの茂みや、細かいモップ状のウールマットが有効です。
産卵〜稚魚育成の流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 産卵環境を整える | ウィローモスや産卵用モップを水槽内に配置。水温を21〜22℃に設定し、弱酸性軟水を維持する |
| 産卵・卵の確認 | オスがメスに寄り添うように泳ぎ、水草や底床に卵を産みつける。産みつけられた卵は透明〜淡黄色の小さな粒 |
| 卵の隔離 | 卵を産卵床ごと、または卵のみを小さな容器(200〜500ml)に移す。親魚は卵・稚魚を食べることがあるため隔離が必須 |
| 孵化(14〜21日後) | 水温23℃前後で約2〜3週間後に孵化。孵化したての稚魚はブラインシュリンプやゾウリムシを給餌する |
| 稚魚育成 | 1〜2週間後には粉末フードや細かくくだいたフレークフードも食べられるようになる。1cmを超えたら少しずつ親水槽に合流させても良い |
飼育アドバイス:アフィオセミオンの繁殖は「卵を別容器に移す」ひと手間だけで成功率がぐっと上がります。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、稚魚が泳ぎ出したときの感動は格別ですよ。
金魚を飼い続けていると、いつかはきっと「増やしてみたい」と思う日が来ます。泳ぎ回る小さな稚魚の姿を想像するだけで、胸が高鳴りますよね。しかし、金魚の産卵は決して簡単なものではありません。正しい知識なしに挑んでしまうと、せっかく育てたメス[…]
What to keep in mind when keeping Afiosemion stratum.

水温の上限に注意する
アフィオセミオン・ストレータムは26℃以上になると体力が低下し、病気にかかりやすくなります。夏場の水温管理が最も重要な注意点です。エアコン使用・冷却ファン・水槽用クーラーなどを状況に応じて活用しましょう。
水槽に必ずフタをする
本種は驚いたり興奮したりすると水面をジャンプして飛び出す習性があります。水槽には必ずフタを用意し、飛び出し事故を防いでください。市販の水槽用フタの他に、ラップや網蓋なども有効です。
オス同士は基本的に分けて飼う
同種のオス同士は激しく争います。止めに入っても傷ついてしまうことがあるため、小さな水槽でのオス複数飼育は避けることをおすすめします。どうしても複数飼育したい場合は、十分な広さと隠れ場所の確保が必須です。
他の熱帯魚との水温帯のズレに注意する
アフィオセミオン・ストレータムに合わせて21〜25℃の水温で管理すると、26〜28℃を好む一般的な熱帯魚には低すぎる場合があります。混泳相手は同じ水温帯を好む種類で揃えるようにしましょう。
入手先を事前に確認する
本種は一般的な熱帯魚専門店での常時取り扱いが少ない希少種です。店頭で見つからない場合は、事前に電話やWebで問い合わせるか、信頼できる通販サイトや熱帯魚専門のオンラインショップを利用するのがスムーズです。
かかりやすい病気と対策・予防
アフィオセミオン・ストレータムは適切な環境を維持していれば比較的丈夫な魚ですが、水温の急変や水質悪化が起きると病気にかかりやすくなります。主な病気と対処法を知っておきましょう。
ich (Ichthyophthirius multifiliis)
体表に白いゴマ粒状の点が現れる、熱帯魚で最も多い感染症です。水温の急変・免疫力低下がきっかけになります。
- 治療:市販の白点病治療薬で薬浴。水温を1〜2℃上げると治療効果が高まります。
- 予防:水温の急変を避ける。新しく購入した魚はトリートメント水槽で1〜2週間観察してから本水槽に移す。
おすすめ(白点病治療薬)
日本動物薬品 アグテン ── 白点病・コショウ病に定評ある熱帯魚用治療薬
白点病の治療薬として長年にわたり多くのアクアリストに使われてきた信頼性の高い薬品です。コショウ病(ウーディニウム症)にも効果があり、熱帯魚の原虫性疾患への対応力が高いのが特徴です。水草や水槽内のバクテリアへの影響が比較的少ないため、本水槽での使用にも比較的向いています。
degenerative eye disorder caused by cloudiness in front of the pupil
ひれの先端が白く溶けるように傷む細菌性の病気です。水質悪化・傷口からの感染が主な原因です。
- 治療:抗菌薬(グリーンFゴールドリキッド・エルバージュエースなど)で薬浴。初期であれば塩浴(0.3〜0.5%)も有効です。
- 予防:定期的な水換えで水質を維持する。オス同士のケンカによる傷は感染のきっかけになるため、混泳管理を徹底する。
おすすめ(尾ぐされ病・細菌性疾患治療薬)
日本動物薬品 エルバージュエース ── 尾ぐされ病・穴あき病などの細菌性疾患に高い効果
尾ぐされ病をはじめとした細菌性疾患に対して高い抗菌力を発揮する薬品です。アフィオセミオンがオス同士のケンカ傷から感染しやすい尾ぐされ病に特に有効で、早めの対処が完治のカギになります。
water mold
傷口や弱った部分に白い綿のようなカビが生えます。傷や水温低下・免疫低下が引き金になります。
- 治療:抗カビ薬(新グリーンFクリア・メチレンブルーなど)で薬浴。カビが付着している場合は綿棒で優しく取り除いた後に薬浴します。
- 予防:水温を安定させる。ケンカや傷をつくらない環境を維持する。エサの食べ残しを取り除き水質を良好に保つ。
おすすめ(水カビ・真菌性疾患治療薬)
日本動物薬品 新グリーンFクリア ── 水カビ病・白点病に効く透明タイプの治療薬
水槽の水が着色しにくい透明タイプの治療薬で、水カビ病・白点病に対応しています。水草や生体への影響が比較的少なく、使い勝手のよさが特徴です。アフィオセミオンのような繊細な魚にも扱いやすい薬品です。
pine cone disease
鱗が逆立ち松ぼっくりのように見える重篤な細菌性疾患です。発症すると治療が難しいため、予防が最重要です。
- 治療:抗菌薬(グリーンFゴールドリキッドなど)による薬浴。早期発見・早期治療が回復の鍵です。
- 予防:水質悪化・過密飼育・水温急変を避ける。免疫力を保つためバランスの良い栄養と適切な水温管理を徹底する。
おすすめ(松かさ病・エロモナス感染症治療薬)
日本動物薬品 グリーンFゴールドリキッド ── 松かさ病・細菌性疾患に効く液体タイプの治療薬
松かさ病・尾ぐされ病などの細菌性疾患に有効な液体タイプの治療薬です。溶けやすく水槽内に均一に広がるため、薬が素早く効果を発揮します。松かさ病は重篤化しやすい病気なので、異変に気づいたら早めにこの薬品を用意しておくと安心です。
病気を防ぐ基本ケア
- 週1回程度、水槽の1/3〜1/4の水換えを行い、水質を良好に保つ
- エサの食べ残しや糞をこまめに取り除き、底床を清潔に保つ
- 新しく購入した個体は必ずトリートメント(別容器で1〜2週間様子見)してから導入する
おすすめ(水質調整剤)
Tetra パーフェクトウォーター ── 水換え時に水道水を安全な飼育水に整える万能水質調整剤
水換えに使う水道水のカルキを除去しながら、魚の粘膜を保護する成分を配合した水質調整剤です。アフィオセミオンのような繊細な魚の水換え時にも安心して使えます。水換えのたびに使うことで、水槽内の環境を常に魚にやさしい状態に保てます。
推奨飼育セットの提案
アフィオセミオン・ストレータムを飼育するために必要な器具・用品をまとめました。初めて本種を飼育する方の参考にしてください。
| カテゴリ | おすすめ | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| water tank | GEX マリーナ600BKST LED&デュアルクリーンセット | 水槽・フィルター・ライトが一式揃う。フタ付きで飛び出し防止も安心 |
| filter (esp. camera) | スポンジフィルター XY-380(第一推奨)または外掛けフィルター | 水流は弱めに。スポンジフィルターは繁殖にも対応できて安心 |
| heater | GEX AQUA HEATER セーフカバーオートヒーター | 安全カバー付きで安心。コンセントを挿すだけで稼働 |
| 照明 | LED照明(中照度・白色〜自然色) | 強すぎる光は不要。水草の育成に必要な最低限の照度で十分 |
| base (logarithmic, exponential, number system) | ソイル・黒砂(暗めの色味) | 暗めの底床は体色をより鮮やかに見せる。弱酸性維持にはソイルが有効 |
| water plant | ウィローモス・アヌビアス・ミクロソリウム | 隠れ場所と産卵床を兼ねる。陰性水草は管理が簡単で初心者向き |
| feed | Tetra テトラミン+冷凍アカムシ | フレークを主食に、週2〜3回冷凍アカムシを与えると発色アップ |
| chemicals | アグテン・エルバージュエース・新グリーンFクリア・グリーンFゴールドリキッド | 病気のときにすぐ対処できるよう各症状に合わせて常備しておくと安心 |
飼育アドバイス:器具は一式そろえておくと後から「あれも買わなきゃ」と慌てずに済みます。特にフタとヒーターは飼育開始前に必ず用意してください。
「フィルターって、どれを選べばいいの?」――アクアリウムを始めようとすると、必ずこの壁にぶつかります。外部式・上部式・投げ込み式・底面式・スポンジ式……種類が多すぎて、どれが自分に合っているのかわからない。「とりあえず安いやつを買ったら[…]
よくある質問(FAQ)
金魚を買ってきたその日、袋のまま水槽に入れてしまっていませんか。実は、この最初の「入れ方」がその後の金魚の健康を大きく左右します。せっかく気に入った子を連れ帰ったのに、数日後に体調を崩してしまった——そんな経験をされた方も少なくないと思[…]
まとめ
アフィオセミオン・ストレータムは、体側を走る赤いラインとメタリックブルーのストライプが美しい、中央アフリカ原産の熱帯魚です。一般的な熱帯魚よりも流通量が少なく、専門店や通販での入手が中心となりますが、その分「手に入れた喜び」と「飼育の充実感」はひときわ大きいものがあります。
飼育のポイントを改めてまとめると、まず水温は21〜25℃の低め設定が基本です。他の熱帯魚との混泳は水温帯を揃えることが大切で、オス同士の隔離または十分な隠れ場所の確保が縄張り争いを防ぐ鍵になります。産卵は水草や底床への付着産卵タイプで、卵を別容器に移すだけで稚魚の生存率が大幅に上がります。そして忘れてはならないのが水槽のフタ——本種は飛び出しやすいため、必ず用意してください。
まだ知名度は広くはありませんが、アフィオセミオン・ストレータムの美しさは、知る人ぞ知る「隠れた名品」といえるものがあります。この記事が、そんな魅力的な熱帯魚との素晴らしい出会いと飼育生活の第一歩になれば幸いです。
水槽の中を流れるように群れ泳ぐ、青と赤の鮮やかなライン——熱帯魚をはじめて見た方でも、思わず「きれい」と声が出てしまうような魚がいます。それがネオンテトラです。名前の由来にもなったメタリックブルーのネオンのような輝きは、熱帯魚の中でもひ[…]

















