東海錦は尾ビレが蝶尾で体色が地金が持っている六鱗模様を引き継いでいる金魚です。地金と蝶尾の特徴を併せ持ち非常に美しい金魚になります。今回は、東海錦の特徴と飼い方を詳しく説明していきたいと思います。
東海錦とは
東海錦は、尾ビレが蝶尾で体色が地金が持っている六鱗模様を引き継いでいる金魚です。愛知県名古屋市周辺で古くから飼育・保存されてきた金魚の地金を蝶尾と交配させて生まれた品種です。まだ新種なので、品種改良や系統維持に取り組んでいる品種になります。
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東海錦の成り立ち
東海錦は、2003年(平成15年)に地金をベースに紅白更紗蝶尾との交配を開始しました。そのため、品種としての歴史はまだ浅いので将来に期待する愛好家も多く存在します。東海錦は、東海3県(愛知・岐阜・三重)の新しい地金魚として「東海錦」と命名されました。体色が地金と似ており白色をベースに六鱗が赤色をした色をしており、この柄を生み出すために地金同様に鱗を剥がす作業が不可欠になります。また、蝶尾の部分も地金に似た個体・蝶尾の形をした個体など生まれるため毎シーズン固定化させるための苦労が現在進行系で行われている品種でもあります。
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東海錦の楽しみ方
東海錦の楽しみ方は、通常の地金同様に赤色をした六鱗を鑑賞することに踏まえて美しい蝶尾を楽しむことです。それらを楽しむのであれば、水槽などで横から観賞する方法(横見)のほうがオススメです。横見で鑑賞することで赤色になっている口の先端・鰓蓋(えらぶた)・各鰭(ヒレ)の部分をしっかりと見ることができ独特の体色を楽しむことができ、また蝶尾の華やかさも一度に楽しむことができます。蝶尾の美しさに特化させて鑑賞したい方は、上見もオススメです。
混泳させる際のポイント
他の金魚などと混泳させる際に何の種類が良くて何の種類が良くないのか不安になることがあります。まず、金魚全般に言えるのは他の種類と混泳するときにこれとこれは絶対にダメであるという禁止は存在しません。ですので、飼う金魚の性格や環境などによってはダメだと言われている種類同士でも仲良く生きていることもあります。ただ、金魚同士にも相性というものはあります。相性が悪い金魚同士を入れた場合に、すぐに喧嘩をしたり、または片方の金魚だけがエサを独占してしまう可能性が高くなります。なので、あまり相性が悪い金魚同士を入れるのは避けるべきではありますが、最初に説明したとおり金魚同士に禁止は存在しませんので、どうして混泳させてみたい方は混泳させても良いのかもしれません。では、和金と相性がいい金魚と相性が悪い金魚の説明をしていきます。
相性のいい金魚
東海錦と最も相性がいい金魚は、琉金(リュウキン)や出目金(デメキン)などの琉金型の金魚です。東海錦は、和金型の種類の金魚なのですが、尾ビレに特徴を持っており同じく尾ビレに特徴をもっている琉金型の金魚と混泳させることで、尾ビレの美しさなどを他の品種と比べることができます。
・琉金について
・出目金について
・琉金型について
相性が悪い金魚
東海錦と相性が悪い金魚は、和金(ワキン)やコメットなどの和金型の金魚です。和金型の金魚は、動きが機敏で短期間で大きくなる種類が多いです。もし、東海錦と混泳させる際には和金型が追いかけていないかを常に観察しておくようにしてください。そのまま、放置しておくと東海錦の特徴の一つである蝶尾がボロボロにになる危険もあるので、追いかけている場合には早めに入れ物を別にするようにしてください。
・和金について
・コメットについて
・和金型について
東海錦を飼う際の注意点
東海錦は、金魚の中でも新しい品種になるので将来性ではまだまだ無限大にあります。東海錦の理想形は、蝶尾の尾ビレに六鱗をもった金魚です。それを目指して愛好家の皆さんが今も試行錯誤が続けています。東海錦の流通量は、非常に少ないのが現状です。飼育してみたい方や興味がある方は専門店に聞いてみることや、東海錦の保存会や愛好会の方に聞いてみるのもいいと思います。