グッピーを、専門店に見に行くと輸入産と国産のグッピーが販売されている場合があります。また、グッピーにはたくさんの種類があるので迷ってしまうことが非常に多いです。今回は、そんなグッピーの種類と産地を詳しく説明していきたいと思います。
グッピーの産地
輸入産グッピーについて
グッピーを飼育してみたいと思い専門店などに行くと、「輸入産」と「国産」の2種類のグッピーが販売されていることがあります。それぞれにメリットとデメリットがあります。まず、輸入産グッピーのメリットは「安価」であるということです。東南アジアなどで、養殖したグッピーが日本に輸入産されて販売されているのが、輸入産グッピーになります。東南アジアなどの温帯の地域で養殖を行う事で無駄なコスト(ヒーター・水槽)などを押されることが出来るので、それらが安価で売ることが出来る要因になっています。また、「輸入産グッピー」と「国産グッピー」では、圧倒的に輸入産グッピーの方が店頭に並ぶ種類が多いです。デメリットとしては、種類が多い分イマイチな種類が多いです。あまり発色が良くない個体や尾びれがボロボロの種類など個体差が国産グッピーに比べると、多い傾向にあります。ただし、専門店などの方であまり良くない個体を分けて店頭に出していない場合もあるので店ごとで変わってくる部分ではあります。それらの事から、特に初心者の方や様々な種類を水槽で混泳させた方などには輸入産グッピーがオススメです。
国産グッピーについて
次に、「国産グッピー」のメリットとデメリットについてです。まずメリットは、日本という環境で育てられている点や時間と手間をかけて繁殖させていることが多いので、その分非常に丈夫で死ににくいと言われています。ただし、丈夫であっても必ず死なないとは言えないので注意が必要です。そして、国産グッピー最大のメリットは種類の特徴が最大限現れていることです。例えば「ドイツイエロー」の場合には、輸入産グッピーの場合には特徴である黄と白の体色の境が、はっきりと分からない場合や黄色の部分が非常に薄く「ドイツイエロー」として、イマイチな個体がいる場合もあります。しかし、国産グッピーの場合には「ドイツイエロー」の特徴である黄と白の配色がしっかりと出ており、さらにそれぞれが主張していながら喧嘩していない色味をしている事があります。この差は、実際に見てみるとほとんどの方が分かるほどの差です。その差が、生まれる要因は輸入産グッピーの場合には「ドイツイエロー」の個体(あまり良し悪し関係なく)を一変に入れて繁殖させるので個体差が出てしまいます。国産グッピーの場合には、「ドイツイエロー」と言われる個体の中から、特徴がよく出ている個体を選別してそれを使用して繁殖を行います。その作業を、2〜3世代続けた後に流通されます。そのため、種類の特徴がしっかりと出た個体が流通する要因になっています。ただし、最近ではその作業を行わい状態で国産グッピーとして販売している場合もあるので注意が必要です。デメリットとしては、非常に繁殖の環境や工程の手間が掛かっている分、値段が輸入産グッピーの2〜3倍になります。また、手間が掛かるので人気な品種などを繁殖させることがあるので、国産グッピーの種類は、輸入産グッピーに比べたら相当少ないです。これらから、特にグッピーにこだわり方や単体の種類だけで飼育しようと思う方には国産グッピーがオススメです。
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グッピーの種類
フラミンゴ
フラミンゴ・グッピーは、体全体が赤いのが特徴的な種類になります。昔から、親しまれている種類になり「ゴールデンレッドテール」と呼ばれることもあります。
フルレッド
フルレッドグッピーは、その名の通り体全体が赤いのが特徴的な種類になります。上記の「フラミンゴ・グッピー」との違いは、フラミンゴ・グッピーは腹部が白いですがフルレッドは腹部まで赤いのが特徴です。最近、流通量が増えてきた種類になります。
ブルーグラス
ブルーグラス・グッピーは、鮮やかな青色(水色)の体色に染まり、尾ビレに黒色の班模様が入ること(グラス模様)が特徴です。グッピーの中でも、人気の種類である事もあり流通量も多い種類になります。
レッドグラス
レッドグラス・グッピーは、赤色の体色に尾びれに黒色の斑模様が入るのが特徴です。ブルーグラスと色の違いが楽しめる種類になります。
ネオンタキシード
ネオンタキシード・グッピーは、頭部や体の前方がシルバーで、体の側面・腹部・尾ビレは濃いネオンブルーという体色をしているのが特徴です。横見と上見で、表情を変えるのが非常に面白い種類になります。
モザイクタキシード
モザイクタキシード・グッピーは、頭部や体の前方がシルバーで、体の側面・腹部・尾ビレは濃いネオンブルー(タキシード柄)と尾ビレに黒色などの大きめの模様が入り、その柄がややぼかしたような色合い(モザイク柄)の特徴を持った種類になります。
ドイツイエロータキシード
ドイツイエロータキシード・グッピーは、尾ビレに黄色や白と黒いタキシード模様の特徴を持った種類になります。1969年に西ドイツから輸入されてきて、現在では国産グッピーの中でも特に人気の種類になっています。
キングコブラ
キングコブラ・グッピーは、黄色を基調とした体色に迷路のような細かい柄が体の側面と尾ビレにある(コブラ柄)のが特徴になります。派手な見た目から昔から人気がある種類になります。
エンドラーズ
エンドラーズ・グッピーは、体が他の種類に比べて小柄で尾ビレが非常に短いのが特徴です。ただし、エンドラーズには他の種類にはない特徴的な柄を持った個体が多いのも特徴的です。
モスコーパンダ
モスコーパンダ・グッピーは、尾ビレが丸い形(モスコー)をしており、黒と白の体色が特徴です。丸い尾ビレとパンダ模様から、可愛い種類として人気が高い種類になります。
ミカリフゴールデンイエロー
ミカリフゴールデンイエロー・グッピーは、体色が黄色を基調としており、頭部から尾ビレに行くにつれて徐々に白色から黄色へと変化していくのが特徴です。比較的最近の品種になり、輸入が始まった当初から人気の品種になります。
スノーホワイト
スノーホワイト・グッピーは、体全体が白色の体色なのが特徴的な種類になります。白色なので、スノーホワイト単体だと物足りない場合が多いので、他の種類と混泳させて飼育する方が非常に多い種類になります。