ヒドジョウの飼い方完全ガイド|水温・混泳・繁殖まで徹底解説

水槽の底をニョロニョロと這い回る、鮮やかなオレンジ色の小さな体——ヒドジョウは見た瞬間に「これは何の魚?」と思わず目が止まってしまう不思議な魅力を持っています。ドジョウといえば地味な茶色というイメージがありますが、ヒドジョウはその常識を覆す色鮮やかさで、川魚水槽のアクセントとして非常に人気が高い品種です。丈夫で飼いやすく、金魚やメダカとの混泳も楽しめるため、川魚飼育の入門種としてもおすすめです。

ヒドジョウはコイ目ドジョウ科ドジョウ属に属する淡水魚で、マドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)の突然変異(色素欠乏変異)によって生まれた品種です。体の色素が失われたことでオレンジ色に見えるため、「緋(ひ)ドジョウ」とも呼ばれます。自然界にはほぼ存在せず、観賞用として養殖された個体が流通しています。

この記事をまとめると

  • フタと細かい底砂(田砂・川砂3〜5cm以上)が飼育の最重要ポイント——潜行習性と飛び出し防止への対応が長期飼育の土台
  • 丈夫で水質への適応力が高く初心者向きだが、夏の高水温(28℃超)とフィルター吸水口への吸い込みには細心の注意が必要
  • 金魚・メダカ(成魚)との混泳相性は良好で残り餌の処理役にもなる。口に入るサイズの稚魚・弱った個体との同居は避ける

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Qu'est-ce qu'une loche ?

ヒドジョウ 全身がオレンジ色に発色するマドジョウの色素変異個体 口周りに10本のヒゲを持つ

ヒドジョウの最大の特徴は体全体がオレンジ色(淡橙色)に発色する点です。これはメラニン色素が欠乏した「アルビノ」に近い変異で、通常のマドジョウが持つ茶褐色の模様がなく、目も赤みがかっています。体型は細長くニョロニョロとした流線形で、口の周りには食べ物や周囲の環境を感知する感覚器の役割を果たす10本のヒゲを持っています。また体表に鱗はなく、代わりにヌルヌルとした粘膜で体を保護しています。この粘膜がヒドジョウを病気から守る重要なバリアとなるため、取り扱いの際は傷つけないよう細心の注意が必要です。

底砂の中に潜ったり、水槽の壁面をよじ登るような仕草を見せたりと、動きがユニークで見ていて飽きないのもヒドジョウの魅力です。マドジョウとまったく同じ遺伝子を持ちながら、オレンジ一色という自然界では見られない鮮やかな体色は、観賞用ドジョウとして国内外で高い人気を誇ります。性格は温和で縄張り意識もほとんどなく、初心者でも扱いやすい入門種のひとつです。水温の変化にも強く、5℃から25℃程度の幅広い水温域に対応できる丈夫さも、長年愛され続けている理由のひとつです。

飼育アドバイス:LEDライトを水槽に当てると、ヒドジョウのオレンジ色がいっそう鮮やかに輝きます。川魚らしからぬ美しさに改めて惚れ直す飼育者も多いですよ。

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Comment élever un loach

マドジョウと飼育方法はほぼ同じで、基本を押さえれば初心者でも安心して長期飼育できます。まず基本スペックを確認しておきましょう。

項目目安・詳細
学名Misgurnus anguillicaudatus(色素欠乏変異個体)
分類コイ目ドジョウ科ドジョウ属
最大体長約10〜15cm
寿命約3〜5年(飼育環境により変化)
水温5〜25℃(最適:15〜22℃)
pH6.5〜8.0(弱酸性〜弱アルカリ性)
推奨水槽45〜60cm以上(フタ必須)
底砂田砂・川砂・大磯砂(細かめ推奨・厚さ3〜5cm以上)
filtre (notamment appareil photo)外掛け式または上部フィルター(スポンジカバー必須)
chauffe-eau基本不要(夏場のファン式クーラーは有効)
難易度★☆☆☆☆(丈夫で初心者向き)

水質は弱酸性〜弱アルカリ性(pH 6.5〜8.0)と幅広く対応でき、適応力が高いため水換えにもよく耐えます。水温は5℃程度の低水温から25℃程度まで耐えられる丈夫さが魅力ですが、28℃を超えると酸欠や体力低下のリスクが急激に高まるため、夏場の高水温対策は欠かせません。以下では水槽・底砂・フィルター・エサそれぞれのポイントを詳しく解説します。

水槽の選び方

ヒドジョウに必要な水槽サイズは45〜60cm以上が目安です。底面積が広いほど潜行スペースが確保でき、ヒドジョウが自然な行動を取りやすくなります。最重要ポイントはフタの設置です。ヒドジョウは活発に動き回り水槽の壁面をよじ登って飛び出す事故が多い種のため、隙間のないスライド式ガラスフタや網フタを必ず用意してください。コードの引き込み口などの小さな隙間もスポンジで塞ぐことが大切です。水位は満水にせず3〜5cm下げておくと飛び出しリスクをさらに低減できます。

おすすめ(水槽セット)

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GEX マリーナ600BKST LED&デュアルクリーンセットは、60cm水槽・上部フィルター(デュアルクリーン)・LEDライトがひとまとめになったオールインワンセットです。ヒドジョウのように水質への適応力は高いもののフタが必須の魚を飼育する際、水槽・フィルター・ライトを別々に選ぶ手間が省けるのが最大のメリットです。デュアルクリーンは物理・生物の二段階ろ過に対応しており、川魚水槽に十分なろ過能力を持っています。LEDライトでヒドジョウのオレンジ色が美しく映え、川魚水槽を華やかに演出してくれます。

底砂の選び方

ヒドジョウには底砂に潜る本能的な習性があり、粒径の細かい素材を3〜5cm以上の厚さで敷くことが理想です。砂が薄すぎるとガラス底に体を擦りつけ、鱗のない体表の粘膜を傷つける原因になります。田砂や川砂など細粒タイプが最も適しており、角のある砂はヒゲや鰓を傷つけるリスクがあるため避けてください。ソイルは崩れた粒子が粘膜を直接傷つけるため使用不可です。適切な底砂を選ぶだけで、潜る・出てくる・また潜るという自然な行動が毎日観察できるようになります。

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Suisaku 国産 水槽の天然砂 川砂は、日本国内で採取・加工された天然の川砂で、粒が細かく角のない安全な砂質がヒドジョウの体表を傷つけにくいのが最大のメリットです。国産品のため不純物が少なく品質が安定しており、洗浄も比較的容易です。ヒドジョウが好む粒径で潜行行動を自然に引き出せるほか、川砂本来の自然な色合いがオレンジ色のヒドジョウをより引き立てます。厚めに敷いても崩れにくく、長期間使用できる耐久性も魅力のひとつです。

フィルターの選び方

フィルター選びで最優先すべきポイントは吸水口へのスポンジカバー装着です。ヒドジョウは細い隙間に潜り込む習性があり、フィルターの吸水口に吸い込まれて死亡する事故が比較的多い種です。外掛け式フィルターや上部フィルターが適しており、水流は穏やかに設定してください。ヒドジョウは強い水流を嫌います。スポンジカバーが付属していない場合は別途購入して必ず装着しましょう。

おすすめ(フィルター)

Tetra オートワンタッチフィルター ATシリーズ ── 静音・水流調節可能でヒドジョウ飼育に適した外掛けフィルター

Tetra オートワンタッチフィルター ATシリーズは、シンプルな設計と高い静音性が特徴の外掛け式フィルターです。水流を穏やかに設定できるため、強い流れを嫌うヒドジョウの飼育環境に適しています。ストレーナーにスポンジカバーを後付けすることが可能で、吸い込み事故の防止が確実に行えます。カートリッジ交換だけのシンプルなメンテナンスで手間が少なく、アクアリウム初心者にも扱いやすい設計です。テトラブランドの長年の実績があり、品質と耐久性に安心感があります。

エサの選び方と与え方

ヒドジョウは底層で採餌するため、エサは必ず沈下性のものを選ぶことが基本です。浮上性フードは水面に浮いたまま食べ損ねることが多く、食べ残しが水質悪化の原因になります。1日2回、3〜5分で食べ切れる量を目安に与え、食べ残しはすぐに取り除いてください。冷凍赤虫や冷凍イトミミズも嗜好性が高く、食欲増進やコンディション向上に効果的な補助食として定期的に与えると喜びます。

おすすめ(エサ・沈下性)

Hikari 川魚のエサ タナゴ・フナ・ドジョウ 沈下性 ── 川魚専用設計でヒドジョウの主食に最適な沈下性フード

Hikari 川魚のエサ タナゴ・フナ・ドジョウは、その名の通りドジョウを含む川魚のために設計された沈下性フードです。ヒドジョウが底層で自然に採餌できるよう、投入するとすぐに沈む設計になっています。川魚に必要な栄養素をバランスよく配合しており、日常の主食として毎日安心して使える信頼性の高さが特徴です。嗜好性も高く、与えると底砂から顔を出してエサに寄ってくるヒドジョウの行動が観察できます。キョーリン(Hikari)ブランドの長年の実績と品質管理も安心のポイントです。

上級者向け
底砂の選択と潜行習性を活かした飼育環境の精密設計

飼育アドバイス:底砂はヒドジョウにとって「寝床」そのものです。最初に適切な底砂を選ぶだけで、潜る・出てくる・また潜るという自然な行動が毎日観察できるようになります。

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Points à prendre en compte pour autoriser la natation mixte

ヒドジョウ 金魚やメダカと混泳している水槽 底層で活動する温和なドジョウ

ヒドジョウの性格は基本的に温和で、金魚やメダカと一緒に飼育されているケースも多く見られます。底層をメインに活動するため、中・上層を泳ぐ魚とは自然に棲み分けができる点も混泳向きの特徴です。また残り餌を底から食べてくれる「クリーナー」の役割を果たすため、水槽全体の水質維持の面でも他の魚にとってプラスになります。ただし、口に入るサイズの小さな魚や弱った個体はエサと認識して追いかけることがあるため、稚魚や極端に小さな魚との混泳は避けてください。

混泳に向いている種

  • 金魚(和金・コメットなど) ─ 底層と中層で自然に棲み分けができ、金魚の食べ残した餌をヒドジョウが処理してくれる定番の組み合わせ
  • メダカ(成魚) ─ 層が異なるため争いが起きにくい。ただし稚魚は口に入るサイズのため要注意
  • シマドジョウ・マドジョウ ─ 同じドジョウ科で相性がよく、底層での共存が穏やかに成立する
  • モツゴ・タナゴ類(成魚) ─ 性格が穏やかな川魚で同居しやすく、川魚水槽らしい自然なレイアウトが楽しめる
  • ヤマトヌマエビ ─ サイズが大きいため捕食されにくく、コケ取りと残り餌処理の両方をこなしてくれる

要注意の種

  • 小型のメダカ稚魚・川魚稚魚 ─ 口に入るサイズはエサとして認識されるリスクがある。サイズが揃うまで別水槽で育ててから同居させる
  • 弱った個体・動きが鈍い魚全般 ─ 通常は問題ないが、弱って動きが鈍くなった個体を追いかける場合がある

混泳を避けたほうがいい種

  • ヨシノボリ・オヤニラミ ─ 縄張り意識が強く、同じ底層で生活するヒドジョウに継続的に攻撃を加えることがある
  • ナマズなど大型肉食魚 ─ ヒドジョウが捕食される危険性が高く、同居は避けるべき組み合わせ

飼育アドバイス:金魚とヒドジョウの組み合わせは川魚水槽の定番中の定番です。金魚が食べ落とした餌をヒドジョウが底で処理してくれるため、食べ残しによる水質悪化を自然に防いでくれます。

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Points clés sur le frai

産卵のタイミングと特徴

ヒドジョウはマドジョウと同じく春(4〜6月)が産卵シーズンです。自然界のマドジョウは水田や小川の水草に卵を産み付けますが、ヒドジョウは色素変異個体であるため、一般的な飼育環境での繁殖成功例はほとんどなく、大規模養殖場ではホルモン剤を使って人工的に産卵を誘発するケースがほとんどです。繁殖を楽しみたい場合は、まずマドジョウのペア飼育から挑戦するほうが現実的です。なお、ヒドジョウの「オレンジ色」は劣性遺伝であるため、仮に繁殖に成功しても必ずしもすべての稚魚がオレンジ色になるわけではなく、茶色のマドジョウが生まれる可能性があります。

産卵〜稚魚育成の流れ(参考)

マドジョウ(ヒドジョウの元となった種)の産卵過程を参考として紹介します。ヒドジョウで自然産卵に挑戦する場合も基本的な流れは同様です。

ステップ内容
1. 産卵誘発水温が15〜18℃になる春に、水換えを行って水温・水質の変化を与えることで産卵を促す。繁殖専用水槽を用意してオスとメスを2:1程度の比率で飼育する
2. 産卵水草(アナカリスやマツモ)に卵を産み付ける。産卵後は親魚を別水槽に移して卵が食べられないようにする
3. 孵化水温20℃前後で産卵から2〜3日で孵化する。孵化直後の稚魚は非常に小さく、インフゾリア(ゾウリムシなどの微生物)が最初の餌となる
4. 稚魚育成全長5mm以上になったらブラインシュリンプや稚魚用フードに切り替える。成長は比較的早く、2〜3か月で1cm前後まで育つ

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Points à prendre en compte lors de l'élevage de loches

ヒドジョウ 水槽内を底砂付近で泳ぐ様子 細長い体型と鮮やかなオレンジ色が特徴的

必ずフタを設置する
ドジョウ類全般の最大の注意点が飛び出し事故です。ヒドジョウは活発に動き回り、水槽のガラス面をよじ登って飛び出すことがあります。わずかな隙間からでも脱出できるため、フタは全面をしっかり覆うものを用意してください。コードやホースの引き込み口などの隙間はスポンジで塞ぐことを徹底しましょう。また水位を満水にせず3〜5cm下げておくことも有効です。

高水温(28℃超)に注意する
ヒドジョウは低水温には強い一方、夏の高水温には弱い面があります。28℃を超えると酸欠を起こしやすくなり、体力が著しく低下します。夏場はファン式クーラーや遮光シートで水温管理を行い、エアレーションを強化して溶存酸素量を確保してください。急な音や振動を与えると水面付近でパニックを起こし、飛び出し事故のリスクも高まります。

フィルター吸水口にスポンジカバーを付ける
細い隙間に潜り込む習性があるため、フィルターの吸水口に吸い込まれて死亡する事故が比較的多い種です。スポンジフィルターやストレーナースポンジを吸水口に取り付けることを必ず行ってください。フィルターを購入した際にスポンジカバーが付属していない場合は、別途購入することをおすすめします。

口に入るサイズの小魚・稚魚と同居させない
温和な性格ですが、動きが鈍い魚や稚魚など口に入るサイズのものはエサとして認識することがあります。メダカの稚魚・川魚の稚魚・弱った個体のいる水槽への導入は避けてください。混泳させる場合は、相手がある程度成長してから同居させるのが安全です。

粘膜を傷つけないよう取り扱いに注意する
ヒドジョウの体表は鱗がなく繊細な粘膜で覆われています。網で掬う際に網に絡まって粘膜を傷つけることがあります。水槽の移動時はなるべく容器ごとすくうようにし、やむを得ず網を使う場合は目の細かいソフトネットを使いましょう。傷ついた粘膜からは細菌が侵入しやすくなるため、傷を作らない取り扱いが長期飼育の前提条件です。

かかりやすい病気と対策・予防

ヒドジョウは丈夫な種ですが、水質悪化や急激な水温変化があると病気にかかりやすくなります。鱗がないため体表の粘膜が傷つきやすく、傷口から感染症が起きることも多いため日常の観察を欠かさないようにしてください。

la tache blanche (infection à protozoaires des poissons d'eau douce)

体表や鰭に白い小さな点(1mm程度)が現れ、体を底砂や岩にこすりつける仕草が見られます。水温の急変や導入時のストレスで発症しやすくなります。

  • 治療:水温を25〜27℃にゆっくり上げながら、市販の白点病治療薬(アグテンやグリーンFクリアーなど)で薬浴する
  • 予防:新しい魚を導入する際は別水槽で1〜2週間トリートメントを行い、水温変化を緩やかにする

おすすめ(白点病の治療薬)

日本動物薬品 アグテン ── 白点病・外部寄生虫に素早く効果を発揮する定番治療薬

アグテンは、白点病の原因となる寄生虫(Ichthyophthirius)に対して高い効果を持つ治療薬です。水に溶けやすく即効性があるため、発症初期に早めに使うことで進行を食い止めやすいのが特徴です。白点病は進行が速い病気のため、体表に点を発見したらすぐに対処することが重要です。鱗のないヒドジョウは特に体表の異変を見逃さないよう、毎日の観察が大切です。

maladie du chou-fleur

尾びれや鰭の端が白く溶け始め、進行するとボロボロになります。カラムナリス菌の感染が原因で、水質悪化や体表の傷口から侵入します。鱗のないヒドジョウは特に注意が必要です。

  • 治療:塩浴(0.5%程度)+エルバージュエースやグリーンFゴールドなどの抗菌薬で薬浴する
  • 予防:定期的な水換えと過密飼育の回避。傷をつけないような底砂選びも重要

おすすめ(尾ぐされ病の治療薬)

日本動物薬品 エルバージュエース ── 細菌性疾患に広く対応する強力な魚病薬

エルバージュエースは、尾ぐされ病・穴あき病・エロモナス感染症など細菌性の病気全般に対応できる強力な魚病薬です。カラムナリス菌の感染が原因となる尾ぐされ病は、鱗のないヒドジョウにとって特に進行が速く、早期発見・早期対処が治療の鍵です。ヒレの溶けが広がり始めた段階で素早く投与することで、進行を止める効果が高くなります。

moisissure de l'eau

体に白い綿のようなものが付着します。体表の傷口から発生しやすく、水温低下時に発症しやすくなります。鱗のないドジョウ類に多く見られる病気です。

  • 治療:グリーンFやメチレンブルーによる薬浴。患部の綿状物を綿棒で優しく取り除いてから薬浴を開始する
  • 予防:水温を安定させ、鋭い底砂や装飾品などで傷を作らないようにする

おすすめ(水カビ病の治療薬)

日本動物薬品 新グリーンFクリア ── 水カビ・白点病に透明な液体で使いやすい治療薬

新グリーンFクリアは、透明に近い液体タイプの魚病薬で、水カビ病や白点病の治療に使われます。従来のメチレンブルー系薬品と異なり水が青く染まりにくいため、水槽の観賞性を保ちながら治療できる点が特徴です。鱗のないヒドジョウは体表の傷から水カビが発生しやすいため、早めに手元に常備しておくことをおすすめします。

la maladie de la pomme de pin

鱗が逆立ち体が松ぼっくりのように見えます。ヒドジョウは鱗がないため体表がむくんだように見えることがあります。治癒が難しいため早期発見が重要です。

  • 治療:グリーンFゴールドやパラザンDによる薬浴
  • 予防:バランスのよい餌やり・定期水換えで免疫力を維持する

おすすめ(松かさ病の治療薬)

日本動物薬品 グリーンFゴールドリキッド ── エロモナス感染症・松かさ病に対応する液体タイプの細菌性薬品

グリーンFゴールドリキッドは、エロモナス菌・カラムナリス菌などの細菌に対応した液体タイプの魚病薬です。松かさ病は発症後の完治が非常に難しいため、症状が進む前にいち早く使用することが大切です。液体タイプで水への溶け込みが速く、素早い薬浴準備が可能です。ヒドジョウは鱗がなく体表のむくみが判断しにくいため、日頃からの観察習慣が早期発見につながります。

病気を防ぐ基本ケア

  • 週1回・水量の1/3程度の定期水換えで水質悪化を防ぐ
  • 新規導入時は必ず別水槽で1〜2週間トリートメントを行ってから本水槽に移す
  • 鋭い底砂・装飾品・フィルター吸水口による体表の傷を防ぐ

飼育アドバイス:薬品は病気になってから慌てて買いに行くのでは遅いこともあります。白点病・尾ぐされ病・水カビ病の治療薬を各1本手元に常備しておくだけで、発症時の対応が格段に変わります。

推奨飼育セットの提案

ヒドジョウを快適に飼育するためのおすすめ器具セットを紹介します。潜行習性・飛び出し防止・高水温対策という3つの観点を軸に選んでいます。

カテゴリおすすめ理由
réservoir d'eau45〜60cm(スライド式フタ付き)飛び出し防止フタは必須。隙間のないタイプを選ぶ
filtre (notamment appareil photo)外掛け式 or 上部フィルター+ストレーナースポンジ吸水口スポンジカバーでドジョウの吸い込み事故を防ぐ
底砂田砂・細かい川砂(厚さ3〜5cm以上)潜行習性を活かせる細粒素材を選ぶ。ソイルは不可
エサ(主食)沈下性の川魚用フード・ドジョウ用フード底層採餌のため沈下性が必須。浮上性は食べ損ねが多い
エサ(補助)冷凍赤虫・冷凍イトミミズ嗜好性が高く食欲増進・コンディション向上に効果的
水温計デジタル水温計夏の28℃超えをいち早く検知するため常時設置が必須
chauffe-eau基本不要(夏場のファン式クーラーを検討)低水温に強いため加温は不要。高水温対策の方が重要
カルキ抜き粘膜保護成分入りの液体タイプ水換え時に毎回使用。鱗なし魚には粘膜保護成分入りが最適
station d'épurationアナカリス・マツモ・ウィローモス産卵床・隠れ場所・水質浄化を同時に担う万能水草

飼育アドバイス:器具は一度揃えてしまえば長く使えます。特に底砂とフタは「最初にケチると後悔する」アイテムの代表格です。ヒドジョウのために最初から適切なものを用意してあげてください。

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よくある質問(FAQ)

「ヒドジョウ」という名前の由来は何ですか?
マドジョウとの違いは何ですか?
金魚と一緒に飼えますか?
水槽から飛び出すのを防ぐ方法はありますか?
底砂に潜ってしまって姿が見えません。大丈夫ですか?

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まとめ

ヒドジョウはマドジョウの突然変異(色素欠乏変異)によって生まれた、全身がオレンジ色に輝く観賞用ドジョウです。丈夫で水質への適応力が高く、金魚・メダカ・川魚との混泳も楽しめる扱いやすい種で、川魚飼育をこれから始める方の入門種としても安心しておすすめできます。

飼育のポイントは4点に絞られます。まずフタによる飛び出し防止の徹底——ヒドジョウはわずかな隙間からでも脱出するため、全面を覆うフタの設置が命綱です。次に細かい底砂を3〜5cm以上の厚さで敷くこと——潜行習性を活かせる環境がヒドジョウの健康と自然な行動の土台になります。そしてフィルター吸水口へのスポンジカバーの装着——吸い込み事故は事前に防げる死因のため、フィルター設置と同時に必ず対応してください。最後に夏場の高水温管理(28℃超えの回避)——ファン式クーラーとエアレーション強化で乗り越えることが長期飼育の鍵です。病気は体表の傷からの感染が多いため、定期水換えと適切な底砂・器具の選択による予防を徹底することが、薬を使わずに済む最も効果的な対策です。

水槽の底をニョロニョロと泳ぎ回り、砂に潜ってはひょっこり顔を出す——そんな愛嬌あふれる動きと、どんな川魚水槽にも映える鮮やかなオレンジ色は、ヒドジョウならではの唯一無二の魅力です。一匹いるだけで水槽全体の雰囲気が明るく変わる存在として、ぜひ飼育の仲間に加えてみてください。

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